|
|
2004年7月 |
|
|
>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています) |
|
|
|
「コイズミ国際学生照明デザインコンペ」(主催:小泉産業株式会社)は照明文化の向上と若き人材の育成を目的とし1987年から発足されたものです。入賞者の多くは次世代の照明デザインを担う優秀なデザイナーとして育っており、デザイン界で注目のコンペです。
第17回目を迎えた今回は応募作品数が858点、海外からは計16カ国の参加がありました。
テーマの「地球環境-持続可能性のあかり」に基づき、LEDや太陽エネルギーを光源としたものや、電気に頼れないような貧困な地域を想定したものもが多く集まりました。
審査は各界の第一人者の方々によって行われました。その結果グランプリ(金賞)に輝いたのは高橋紀之さんの作品「Loop Light」。完成度の高さと、緊急事態をよく考慮されたところが評価されました。
高橋さんには賞金100万円が授与されました。
その他、計21点の入賞が決定しました。
また、今回同コンテストでは第一次審査を通過した作品をWEB上で公開し、世界中の一般人の投票によって審査する「WEBコンテスト」というユニークな方法を初めて試みました。その結果世界各国から2,220件もの投票がありました。WEBを通して行われたインターナショナルな審査により、票の多かった上位3名がWEB賞を獲得しています。
ここでは、デザイナーによって選ばれた受賞者3名、WEBユーザーによって選ばれた受賞者3名の作品をご紹介します。
※入賞作品は、7月22日(木)~9月21日(火)まで小泉産業株式会社の東京ショールーム「KOIZUMI ライティングシアター/イズム」(秋葉原)にて展示されています。
|
|
|
審査員 |
|
□審査委員長 : 栄久庵 憲司氏(インダストリアルデザイナー)
□審査委員 : 粟津 潔氏(グラフィックデザイナー) 菊竹 清訓氏(建築家) 葉 祥栄氏(建築家)
アンジェロ・コルテージ氏(インダストリアルデザイナー) パトリック・ホイットニー氏(デザイナー)
※他 WEBコンテストに投票した方々
|
|
|
|
審査員の講評 |
|
□今までのコンペは社会性や、個の厳しさを助けるという意味が多く悲劇っぽかった。それは大変いいことだが、今回は学生の持っている否優等生な部分が、悲劇性の壁を破って喜劇性を生んだ。光の可能性の中に、コミックもできるという分野を学生が出してきているように思う。(栄久庵 氏)
□「lighting」という国際的な言葉だけでは、日本語の「あかり」というのは、なかなか伝わらない。これが光であり、これがあかりであるという違いを捉えていなかったかもしれない。審査の際、その点が気になった。(粟津 氏)
|
|
|
*各作品をクリックすると、拡大画像、説明等がご覧いただけます
|
|
「Loop Light」
高橋 紀行 作 JAPAN
|
|
-環の光-
作者は、まずプロダクトの分野からアイディアを模索し、実用性を考慮とした上で、人とあかりとの関係に注目している。
Loop Lightを身につけることによって、安心と安全を得る、という新しいあかりとの付き合い方が提案出来れば、と語っている。 |
|
「Cultivable light」
Seo Jea Woo(代表) 作 KOREA
|
-栽培できる光-
ただエネルギーを使い続けるだけでなく、花を育てるように人間も光を育てることができれば・・・。
このCultivable lightによって照明が永遠の太陽となるという提案。 |
|
「Healthy Lighting」
Yang Zhen Yuan(代表) 作 CHINA
|
-健康の照明-
地球の健康と人々の健康を願う作者は、地下鉄の昼間電気消費に目をつけ、地下鉄などで昼間に自然光を供給し、生き生きした(列車到着の)警告として役立つものを提案。また、工場と接触を企て、そのうち2社と討議の末、ディティールを詰め後製造可能となる予定。 |
|
WEB最優秀賞
「Mill wheel lamp」
Huang yue 作 CHINA
|
WEB優秀賞
「The proof shows on wind gone」
Liu Shigui 作 CHINA
|
|
|
WEB優秀賞
「SNUG LAMP」
稲田 有紀 作 JAPAN
|
|
|