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>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています)
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「KANEKA OLED DESIGN COMPETITION」は、株式会社カネカが主催したコンペです。同コンペは、デザイン照明分野におけるOLED(有機EL)製品開発の一環として開催されたもので、OLEDを使用した“あかりのオブジェデザイン”を募集しました。
大賞に選ばれたのは、森田文子さんによる「Piece of Light」。OLEDの特徴であるコンパクトさ、薄さ、光の柔らかさを生かしたデザインが高く評価され、今回の受賞に至りました。大賞作品は2011年4月にイタリアで開催される国際家具見本市「ミラノ・サローネ」のカネカ会場にて展示されます。
ここでは、受賞作品6点をご紹介します。
受賞作品数 : 6 点
主催 : 株式会社カネカ
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受賞者と主催者、審査員一同
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贈賞式 |
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大きなスクリーンを使い大々的に発表を行った |
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授与の様子。大賞を受賞した森田文子さん(写真・右) |
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受賞者の方々
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表彰式の会場には、受賞作品がパネルで紹介された
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賞・賞金 |
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●大賞 (1名) 賞金100万円、ミラノサローネご招待、作品をミラノサローネで展示
●優秀賞 (1名) 賞金30万円
●佳作 (3名) 賞金10万円
●アイデア賞 (1名) 賞金10万円
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審査/審査員(敬称略) |
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三木光範(同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科教授)
鈴野浩一(建築家/トラフ建築設計事務所代表)
亀井誠一(Casa BRUTUS編集長)
松浦竜太郎(乃村工藝社デザイナー)
河野正彦(株式会社カネカ)
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、受賞者名、コンセプト)
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Pieces of Light
森田文子
コンセプトは「光を紡ぐ」
OLEDの特徴であるパネルのコンパクトさ、薄さや光の柔らかさを生かし、自由に軽々と酒場を漂うイメージを表現。OLEDを外殻で覆い表面に加工処理を施しつなぐことで、様々な光の表情を作り出し、そこに集う人々をやさしく包み込みます。 |
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FLAP
有賀博之
一辺に繋がれた2枚の薄い光る板が、壁や床から斜めに立ち上がり、まるで羽を広げて飛び立とうとするかの様である。変化する姿を予感させ、「心の遊び」を楽しむことのできる「あかり」のかたち。くせのないシンプルな形状は、単体、集合体、または様々な配置での光の造形を可能にする。 |
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STARAPH
志水 良
『「あかり」そのものとの距離を見直す』というコンセプトをもとに、光源となるプレートを、本体の中に差し込むことで、はじめて「あかり」が灯るデザインを提案しました。OLEDの面発光・非発熱性・薄板設計など、従来の照明における発光原理には見られなかった特長を熟慮し、原初的な「あかり」と身体的なつながりを具現化しています。 |
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CHO-CHO light
田中康介
コンセプトは「陰影を際立たせるためのあかり」。陰影に包まれたぼんやりとした空間で、酒を愉しむ日本人の姿を想像し、小さな光のちらつきが網膜の記憶に残り、陰影をより意識させます。三角形のOLEDパネルと、起き上がりこぼしの動きで宙に舞う蝶々をあらわしたその光は、酒場のカウンターやテーブルの上に様々な2色の組み合わせで配置することで、幻想的な光のランドスケープを作り出し、陰影の空間に彩りを与えます。 |
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SHINARI
西久保雅紀
OLEDの可能性「薄く軽い、光の新しい形」を目指し、三角形パネル多面体の微小曲面でしなりを表現。形により、光を装置としてではなく私たちの感覚に近づけた。面光源としての表情は、日本の伝統照明の障子や提灯、行灯のような幾何学の反復の懐かしさも感じさせる。 |
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HEX-FLEX
浅野陽平
コンセプトは「新鮮な驚きを伴いつつも、折り紙で折られた花のように慎ましやかな造形」。1393年イギリスの数学者Arthur H.Stoneが発見したヘキサフレクサゴンと名付けられた不思議なオブジェをモチーフに、OLEDの薄さ、軽さ、熱くならずに手に取る事が出来る特性を生かし、日本古来の遊びである折り紙で織られた花のように慎ましやかな造形で人々に玩具のように手にとってもらう事・薄いからこそ起きる特殊な出来事を体験してもらう事を実現するようなデザイン。 |
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