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今年で11回目をむかえました「JDN暑中見舞いデザインアワード」。郵便での暑中見舞いが減っているといわれますが、昨年を上回る多数のご応募を頂きました!ここでは厳しい審査をくぐりぬけた、受賞作品の8点をご紹介いたします。
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応募総数
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346作品
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郵送
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141点
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デジタル
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205点
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今年もまた、JDN暑中見舞いコンテストの審査が行われました。JDNのコンペの中では、もっとも楽しみにしている審査がこのコンテストです。とはいえ、気楽なモノかというとそうでもなく、最優秀賞になるには、多くの審査員を納得させるアイディアとデザインが必要になります。
今年は例年と違わず、300近い応募がありました。電子メールが定着した昨今ですが、日本の文化や風習がまだ息づいていると感じました。
さて、審査は審査員6名により行われました。
1次審査で、約50作品通過、2次審査は、約18作品通過、3次審査は、7作品、そして読者賞1作品が決定しました。
今年の審査は、入選の7作品が先に決まりました。2次審査を通過した18作品中、7作品が先に決まり、残り1席に2作品が競いましたが、仕上げのクォリティーもアイディアも他の7作品には届かないとの結論となりました。
この7作品は、若手クリエイターのレベルとして高く、良質な作品が残りました。 一見、なんの変哲もないグラフィックの中にギミックや斬新さを持った作品、構成などデザイン手法をきれいに用いたり、なにか特徴を持った作品だけが残りました。
最終審査は、作品に順位づけをしていきます。
例年、飛び抜けた作品があると、3次予選の段階で最優秀や優秀の席が先に埋まります。今年は、飛び抜けた作品が無いため、3次審査通過作品から選ぶことになります。
作品の数が絞られると、作品のディティールまでしっかり目にすることができるようになります。作品の仕上げの状況とアイディアと、今まで出てきた意見が再度出され、活発に議論されます。
1次審査でもっとも得票数の多かった厚みのあるスイカの作品には、様々な意見が出されました。そういった意味で、話題性は一番でした。この作品は、大胆でそれがインパクトある特徴だったのですが、大胆さの中に繊細さがあれば、との意見が多数を占めました。
最優秀賞を競ったのは2つの作品です。
花火をモチーフにした立体作品と、一見なんの変哲もないアイスクリームの写真をメイ
ンに添えたグラフィックの作品でした。グラフィックの作品は、アイスクリームの蓋がはがれ、蓋の裏に挨拶文が書き込まれていて、カップの中には、南の島の写真が気持ちよさそうにレイアウトされています。
一方の立体作品は、透明シートに花火がプリントしてあるため、後ろの花火が透けて、何色もの色合いを見ることができます。夏の風物詩を卓上で楽しめる涼しげな作品に仕上がっていました。この二つの作品は、議論で甲乙つけがたく、挙手を行い、1票差で花火に決まりました。
今年の応募作品は、決定打が不足していた感じは否めないものの、ビジュアルのレベルは高く、作品のカテゴリーも多岐に渡っていました。ビジュアルの仕上げは、そこそこ良いので、アイディアを核とするコンセプトや企画に時間を割くと最優秀に近づくのではないかと感じました。
(編集長)
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※各作品の画像をクリックすると作品の画像と受賞者の紹介がご覧いただけます。
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萩原 稔 さん
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三澤 由季さん
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松井悠絵さん
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赤羽 洋さん
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並木千香さん
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