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「ゲンビどこでも企画公募2011展」
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結果発表 2011年9月17日 |
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「ゲンビどこでも企画公募」は、広島市現代美術館の様々な無料パブリックスペースとアート作品の魅力を互いに引き出しあうアイデアを募集し、実際に作品展示・発表する公募展です。募集ジャンルは絵画、立体、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど自由。
5回目となる今年の公募では、107点の作品が寄せられました。その中から広島市現代美術館と特別審査員による審査を経て、「ゲンビどこでも企画公募2011展」で展示される入選作品8点が決定。展覧会の会期は2011年9月17日~10月10日です。
特別審査員の秋山祐徳太子さんをして「審査していてうれしい気分になった」と言わしめた、多様な入選作品8点をご覧下さい。
応募総数 : 107 点
受賞作品 : 8 点
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秋山祐徳太子賞
【 cover 】
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特別審査員 |
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秋山祐徳太子(美術家)
谷尻誠(建築家)
松井みどり(美術評論家)
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作者名、タイトル、作品の説明)
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岸 かおる(きし・かおる)
cover
1956年広島県生まれ、広島市在住/写真と模型で再現した原子炉建屋を、編んだ毛糸で覆った作品。震災により多くの人が意識することになった原子力発電をめぐる問題を、作家が取り組む、編む・包むという表現を通して作品に取り入れた。
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中村 潤(なかむら・めぐ)
kamiwoamu kamiwomaku iriguchi
1985年京都府生まれ、京都市在住 / トイレットペーパー製のロープを使ったインスタレーション。編むという制作技法と巻くという展示方法で、空間を蔦のよう包み込み、普段誰もが使う「もの」を「場所」に変える作品。
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シェアフル
AIR SHODOU
インタラクションコンテンツ研究・制作のため、2010年に広島で結成 / 墨もインクも使わない、手のひらで空気に「書」を書くインタラクティブアート。鑑賞者の手の軌跡が、目の前のスクリーンにリアルタイムに写し出される。
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坂井 存(さかい・ぞん)
放射性重い荷物
1948年福岡県生まれ、久留米市在住 / 「重い荷物」と名付けられたゴムチューブで作られたオブジェを背負い、九州の原子力発電所、福島県の被災地を訪ねた様子を写真と動画で展示。原子力を巡る現実を映し出すことで、さまざまな問題を鑑賞者に問かける。
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ジェネヴィーヴ・シュア
The Night’s Forest
1984年シンガポール生まれ、シンガポール在住/薄暗い空間に設置された黒いパネルに描かれた黒鉛画は、わずかな光の中で鑑賞者にさまざまな表情をみせる。薄暗い空間で見える、あるいは隠される性質や線を表現。 谷崎潤一郎の「陰影礼賛」から着想を得た作品。
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ソース・オーガニゼーション・ネットワーク
Game of Space
デザインの分野で新しく生まれる方法論や価値の発見を目的に2010年から広島で活動を開始。 / 数パターンの格子状のセル(小部屋)が組み合わされることで完成したオブジェ。カオスと秩序が混在する中で生まれる、豊かな複雑さを表現している。
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竹之下亮(たけのした・りょう)
うたをください
1977年熊本県生まれ、横浜市在住 / 美術館周辺で100人の合唱隊に「翼をください」を歌ってもらい、それに合わせて作家が指揮をしながら踊るパフォーマンス。作家・参加者・美術館という場が、欠くことのできない作品の一部となり一回性の作品になる。
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増子博子(ますこ・ひろこ)
届けるイメージ
1982年宮城県生まれ、宮古市在住 / 広島をイメージして描いた盆栽の絵画と、作家が住む宮古市から毎日届くデジタルイメージと手紙で構成されるインスタレーション。制作や通信、郵送といった作品にまつわる「時間」を鑑賞者に意識させる。
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