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第8回 国際陶磁器展美濃 国際陶磁器コンペティション
国際陶磁器展美濃 公式ページ > http://www.icfmino.com/
受賞作品発表 2008年6月
>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています)

「国際陶磁器展美濃」は、陶磁器のデザイン・文化の国際的な交流を通じて、陶磁器産業の発展と文化の高揚に寄与することを目的に開催する「国際陶磁器フェスティバル美濃」のメイン催事で、1986年に第1回を開催して以来、今回で第8回を迎えました。本コンペティションは、毎回審査を世界の著名な審査員によって行い、今回は世界56の国と地域から3,000点を超す応募を頂きました。

受賞作品からグランプリと金賞の計5点をご紹介します。


応募総数 : 3,284点
受賞作品数 : 33点
■ 主催 : 国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会



陶磁器デザイン部門
グランプリ作品
【 Lights 光・波 】
総評
<陶磁器デザイン部門>
 デザイン部門においては、ファクトリー部門とスタジオ部門に分けて、同時審査の形で進められた。前者は量産された作品、後者はセミ量産、または少量生産ということで分類される。両者から、金賞・銀賞・銅賞、グランプリは、両者関係なく一点が選ばれた。第8回を迎えるこのコンペティションへの応募作品は、日本を始め、世界41の国と地域より1,156の作品が集まった。第二次審査で93点の入選作品が選定され、その後慎重な審査の結果、入賞候補20点を選定、その後も審査員の活発な議論の末、各賞が選定された。発想や用途、素材の特質のオリジナリティを重視した審査は、多くの資料やデータも参考に、グランプリに「Lights光・波」を決定。素材と光の組み合わせ、そして光の無い時のオブジェとしての素材の使い方などが、評価された。金賞には高い技法と新しいセンスによるユニークな作品が選定された。今後の陶芸のあり方や、生活者への提案など、世界的な視野で見るべき作品が選定された。結果的に世界を代表する“国際陶磁器フェスティバル美濃”にふさわしい作品の応募が多かったのも今回の特徴であった。日本の陶磁器の歴史は、17世紀を中心に実に多くの作品や日常のものが創作された。豊かな自然と人々の暮らしの中で育まれた高い技術やセンスは、今日でも世界から注目されるところである。国際陶磁器コンペティションは、そんな中で世界から多くの応募があった。さらに今後の発展を期待したい。(陶磁器デザイン部門審査委員長:喜多俊之)

<陶芸部門>
第8回国際陶磁器展美濃の陶芸部門は、55の国と地域から3,284点の応募があり、過去最高の点数で、審査も大変でした。審査員は海外3名、国内3名で構成された。今回は初めて、映像による第1次審査で、入落関係なく各審査員が100点の作品を選び、計477点の作品を一堂に集め、現物による第2次審査が行われ、入票により入選作99点を決定した。入選作の中から、入賞作9点の候補に25点が挙がり、何度かの入票、話し合いを繰り返し、皆さんの協力により、非常によい結果を得たと思う。審査員特別賞について、フランスの審査員から「自選の作品に賞を与えるのだから、審査員にとっても受賞者にとっても名誉な事だと思う。だから審査員特別賞ではなく、“審査員名の賞”にしたらどうか」の提案があったが、良い案だと思う。尚、応募作品の中に類似性があると認められたものが数点指摘され、その作品については激論がかわされ、作家の良心まで疑うとの発言があった事を明記しておきたい。
(作品の傾向について)
■量的に大きく、土での挑戦の可能性を示すもの■ピース(陶片)による集合体で立体構成されたもの■小さなかたまりが風化して行く過程でストーリー性を主張するもの■異素材との組合わせによる空間構成で、土の可塑性を上手に利用した不定形と鉄線で囲われた空間とをうまく一体化しているもの■偶発的にできた形を人意的に整理し作意の中に取り入れたもの■伝統的な形・技法を使い、形の一部を崩す事により伝統を無視するもの■量産の技法により複数の形を組合わせ、物語性を意識したもの■あらゆる人類に共通するユーモアある形と表情が全体に描かれたペイントとうまく合体し、忘れかけた感情を呼びもどすもの■同形の複数をカラフルな色面で構成するもの■数点の穴のあいた小さな多面体を空間にぶらさげ、ライティングで変化をつけ微風で方向を変え、光と影を楽しむもの■磁器の枝を円錐形に構築し、素材を透視する光と小さな穴(蛍手)からの光と共演するもの
(反省)
以上の様に、作品から多種多様な表情・表現がみられるのは混乱期を感じないでもない。土の可能性とは一寸違うのではないか。「やきものとは?」「何故やきもの?」の問いを投げかけてみたい。原始時代、人と土が接触した姿は、土で作った形に多くの意味を宿らせ、身近に保つことで、その「ヨロコビ」を生活の内に見出していたと思う。もう一度、原点を見つめても良いのではないか。時の流れは、同じ答えをしないだろう。終りに、この地で開催される国際展を通して「伝統陶芸」と「現代陶芸」の接点を見出せるのではないかと思う。(陶芸部門審査委員長:伊藤慶二)
賞・賞金
●グランプリ (陶磁器デザイン部門1点、陶芸部門1点) 300万円
●金賞 (陶磁器デザイン部門(A)(B)各1点、陶芸部門1点) 100万円
●銀賞 (陶磁器デザイン部門(A)(B)各1点、陶芸部門2点) 50万円
●銅賞 (陶磁器デザイン部門(A)(B)各3点、陶芸部門5点) 30万円
●審査員特別賞 (陶磁器デザイン部門7点、陶芸部門7点) 10万円
●入選 (陶磁器デザイン部門100点程度、陶芸部門100点程度)
●美濃賞 (陶磁器デザイン部門5 点、陶芸部門5点) 5万円

審査/審査員(敬称略)
■陶磁器デザイン部門
喜多俊之(プロダクトデザイナー)
木村ふみ(食環境プロデューサー)
鯉江良二(陶芸家)
アラン・チャン(グラフィックデザイナー)
ハンス・テオ・バウマン(陶磁器デザイナー)
ピイエト・ストクマン(陶磁器デザイナー)
パク・スーク(祥明大学校芸術デザイン大学院窯業デザイン科教授)
■陶芸部門
伊藤慶二(陶芸家)
戸田正寿(アートディレクター)
渡部誠一(岐阜県現代陶芸美術館学芸部長)
ダニエル・ポントロー(陶芸家)
アルド・ロンティーニ(陶芸家)
クリスティーヌ・シミズ(フランス国立陶磁器美術館主任学芸員)


各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
 (作品名作者名
 受賞作品 
陶磁器デザイン部門

グランプリ
Lights 光・波
太田貢



 

ファクトリープロダクト 金賞
SSS bottle
黒河兼吉



スタジオプロダクト 金賞
自然探索
櫻木綾子



 
陶芸部門

グランプリ
2007-6
Yunghsu Hsu
 

 

金賞
911
青木 挙
 


 ●その他、詳しい内容は 国際陶磁器展美濃 をご覧下さい
 

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