作品名
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『バカ姉弟』
青年・一般マンガ [講談社]
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作者氏名・プロフィール
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安達哲
1968年、東京生まれ。
1988年、週刊少年マガジン新人賞受賞作『卒業アルバム』にて雑誌デビュー。代表作に『ホワイトアルバム』『キラキラ!』(以上、「週刊少年マガジン」連載作品)『さくらの唄』『お天気お姉さん』(以上、「週刊ヤングマガジン」連載作品)などがある。今回の受賞作品は1999年から「週刊ヤングマガジン」にて連載を開始。単行本は2巻まで刊行されている(講談社・以下続刊)。
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作者コメント |
自分で描いていても幸福な気持ちになれる作品だったので、荒野の漫画者としてはこんなことで作品を創造してるといえるのだろうか? と剣豪のように自問する時もあったのですが、このような公の慶事に恵まれるとは望外のことです。それにしても夜中に一人でバカ姉弟を描くのは本当に楽しいものです。畑を耕していたら一つだけ思いも寄らぬ実を見つけたような気分です(今回の受賞)。ありがとうございました。
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贈賞理由 |
タイトルも変だけど姉弟の行動もとても変だ。
二人は突拍子もない動きをするし、話もまったく思いもかけない結末に帰着したりする。
でも、それが「子供」というものなのだ。
作者は「子供」の生態を実に良く観察してよく知っている。
そして、その「子供」に振り回されうろたえる「大人たち」を静かに見て嗤っているのだ。
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