作品名
|
『E-BABY』
映像
|
作者氏名・プロフィール
|
PLEIX (Eric Augier、Olivier Lipski)
エリック・オウギ−とオリヴィエ・リップスキーはPLEIX所属である。
オリヴィエはATEP芸術学校でグラフィックデザインと造形を、エリックは国立高等工芸学校で特殊効果を学んだ。私達は現在、ヴィデオクリップ、美術関係のヴィデオ、広告など、色々な企画のもと活動している。PLEIXは、グラフィックデザイナー、3Dアーティスト、音楽家などのデジタルアートの集団である。皆多様な企画を求め、より大きく自由に動けるよう自分達の技術を交流させる事を進んでやっている。この企画において、PLEIX 所属のブレイプが音楽部門を担当してくれた。ブレイプと彼の新しくリリースされた“1”については、www.bleip.comを参照下さい。プリックスの持ち味は、デジタルの世界の繊細さを示す、限界、矛盾、予期せぬものがどの作品にも共通して見られる事である。これらの芸術家達は、異種のグラフィックスやヴィデオや音を一緒にする事により緊張を作り出している。私達の最近の作品は“Clip for Warp Records and Parlophone"や2月のギゲンハイム ビルバオの作品展を含む。私達の作品はwww.pleix.netで見る事が出来る。
|
作者コメント |
私達は、2003年第7回メディア芸術祭において優秀賞を賜りました事を大変光栄に思います。将来は、日本とのつながりの中で展示会や色々なメディアを駆使してプロジェクトを展開していきたいと思います。この芸術祭は、私達の作品を皆様と共有し、また日本の作品の多様性を発見する良い機会であると考えます。
|
贈賞理由 |
人工生命を扱った作品だが、非常に繊細で、柔らかで、壊れそうで、しかし忘れがたい感覚が充満している。
クローンやヒト胚などバイオテクノロジーの急速な進展により人間の概念が大きく揺らぎ、増殖と生命が切り離されてゆこうとしているこの危機の時代に、歴史と記憶を持ち、現実に生きる経験の総体としての生命の悲鳴に耳を澄まそうとする特別な視点を評価したい。
ラストの落ちも不思議な余韻をもたらす。
|