第9回学生限定立体アートコンペ　アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション（AAC）

　今回で9回目を迎える同賞は、「アートのあるライフスタイル」の提案とともに、若手アーティストの発掘・支援・育成を目指して実施している、学生限定立体アートコンペです。2009年6月から8月までの約2カ月間、全国の美術を学ぶ学生から作品を募集しました。
　36点の高レベルな作品が集まった一次審査会で選出された3名が、展示場所となる「アルティス武蔵小杉（アジールコート武蔵小杉）」のエントランスホールに、実制作した作品を1点ずつ仮設置して、プレゼンテーションを行いました。

　ここでは、入賞した上位3作品をご紹介致します。

昨年の受賞作品 → 第8回　学生限定立体アートコンペ　アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション（AAC）
（登竜門内「今週の気になる結果発表！」より）

受賞総数：36点
■ 主催：株式会社アーバネットコーポレーション

【天上の虹】

賞・賞金

●最優秀賞　（1点）　賞金50万円
●優秀賞　（2点）　賞金10万円
●入選　（数点）　商品券5千円分

審査／審査員（敬称略）

小池一子（クリエイティブディレクター）
堀元彰（東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーター）
白石正美（白石コンテンポラリーアート代表）
北澤ひろみ（キュレーター）
服部信治（主催会社代表取締役社長）

＊各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
　（作品名、作者名、コメント）

■ 最優秀賞

天上の虹
八木貴史（武蔵野美術大学大学院　造形研究科　美術専攻彫刻コース）
　私達作家は、何週間も何カ月もかけて作品を作るのですが、発表してもそのまま作家の倉庫行きになってしまう作品もあります。この作品はこの場所に置かれ続けることになり、私も嬉しいですし、この作品にとっても幸せなことだと思います。
　それに、この作品はこの場所のために制作したものなので、ここに置かれることで初めて完成します。
　作家として、作品を完成させることができて嬉しいです。
　ありがとうございました。

■ 優秀賞

うずくまる
片井彩霞（九州産業大学大学院　芸術学部　芸術専攻科）
　この度は、この様な賞、そして発表の機会を与えていただき、大変感謝しています。
　公共のスペースに展示する作品を作るということ、そして、その空間に作品を展示し、プレゼンテーションを行い、審査をしていただくということは、初めての経験で多くの戸惑いや不安がありましたが、それと同時に喜びも多く、とても勉強になりました。
　また、私は日頃、九州で制作活動をしており、他の美術系の学生の活動をみる機会もあまりないので、とてもいい刺激を受けることができました。
　今回、学んだことを糧に作品を創り続けていきたいと思います。
　ありがとうございました。

立つこと
本郷芳哉（東京藝術大学　美術学部　彫刻科　研究生）
　この度の機会を通して、自分の制作だけでは見えてくることのなかった部分を見ることができました。そして、そこから大変多くのことを学べたように思います。
　また、授賞式・懇親会で審査員の先生方や受賞者の方々と直接お話できたことも非常に勉強になりました。特に審査員の先生方には過去の作品資料にまでご意見をいただくことができ、今後の活動について考えていく中での多くのヒントをいただけたように思います。このような機会をいただき感謝しています。



●その他、詳しい内容は第9回学生限定立体アートコンペ　アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション（AAC）をご覧下さい