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第3回絵画展「大王大賞展」
絵かきの町・大王
http://www.town.daioh.mie.jp/
審査年 2002年
「絵かきの町」を地域文化の発信のキーワードとして20世紀末に三重県大王町が全国公募の大王大賞展を発足して以来6年、今回で第3回展を迎えることになった。21世紀最初の大王大賞展の開催を私ども審査員一同、大王町の町民の皆様と共に喜びたいと思う。
出品点数401点、出品者数301名、関東、信越、東海、近畿、中国、四国、九州さらには韓国からの応募があり、本展もようやく地域文化の発信がほぼ日本列島各地から海外へと受信帯域が広がりつつあることを実感する。また、出品者も10代から80代までと年齢層が幅広く、本展が世代を超え、プロとアマを問わず、〈絵かき〉の〈絵かき〉による〈絵かき〉のための町の展覧会であることを改めて確認できるのである。
審査の結果、入賞14点、秀作50点、入選91点、計155点が入選した。入選作のレベルは向上したようだが、前回に比べて特筆するほどの抜群の傑作、異色作の発見はなかった。とはいうものの、受賞作、秀作には大王町の景観のさまざまな実相に注がれる作者の熱い眼着、優しい画心、ヒューマンな感性が感じられ、何よりも〈絵かき〉たちが心から〈絵かきの町〉を愛してくれている、という印象を受けたのである。審査会の収穫はこれに尽きる。
審査員 林 紀一郎(池田20世紀美術館長・美術評論家)
審査員
林 紀一郎【美術評論家】、松木 重雄【日展参与】、山本 文彦【二紀会常任理事】、時田 幸彦【日展評議員・光風会常務理事】、岡村 倫行【日展評議員】、坂中 功一郎【二紀会会員】
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各作品をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます
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大王大賞
福島田鶴子
「陽だまり」
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金賞
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銀賞
増田典彦
「遠雷」
榊原康範
「大王の波濤」
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銅賞
中井啓子
「廃屋」
野村京子
「灯台のある情景」
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