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自主制作CGアニメ作品の発表の場を設け、広く一般にPRするとともに、その質的向上を促進する。
自主制作のCGアニメを対象とした国内最大規模で、最も歴史のあるコンテスト。1989年から毎年開催されており、今回で13回目となる。
毎回の応募数が300作品を越え、毎年極めてレベルの高い作品が集まっている。現在日本を代表するCGアニメ作家達の中にも、このコンテストでデビューした方が多い。
“発表の場が欲しい”というCGアニメ作家達の要望によって生まれたコンテストであり、制作者の立場にたった運営が行われている。
例えば審査にしても、審査指針、審査のポイントなどは事前に公表されている。また、作家間の交流を促すために、立食パーティやCG強化合宿(親睦会)なども行われる。
企業が自社製品の販売促進や著作権ビジネスを目的として開催するコンテストとは異なり、応募時の使用ソフト、ハード等に制限がない。
また、制作者から著作権を取り上げたり、他のコンテストへの出品を制限したりすることなども一切無い。それに、企業の思惑がない分、極めて公平な審査が行われている。
このコンテストに入選した作品は、多くの方々に見てもらえる。主催者が行う入選作品上映会には、毎年1,000人以上の入場者がある。また、入選作品を集めたビデオも作成され、CGアニメに感心を持つ方々に広く頒布される。
上映会やビデオでは、応募作を編集したりせず、全編を流す。また、ビデオには解説本が付き、作者からのコメントなども同時に収録される。
このビデオによって、業界の目に止まることも多い。
非営利目的のコンテストであり、その運営には、趣旨に賛同する多くのボランティアが参加している。賞金等は決して多いとはいえないので、賞金目的で出品する人は少なく、むしろ名誉を目的としている。このコンテストに入選すれば、押しも押されぬCGアニメ作家と賞されるだろう。
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■ グランプリ |
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■ 映像賞 |
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「Photograph of Scandal」
オンダオニリカ
(ダニエレ・ルンギーニ
ディエゴ・ズエッリ)
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■ 作品賞 |
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「クローカ」
たゆたうアニメーション
(山口秀行)
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■ 佳作 |
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