2025年11月1日(土)~24日(月・振休)の期間中、
流山おおたかの森S.C.にて展示し、一般投票を行います。

一次審査通過5作品

  • WINGS

    「WINGS」
    児玉士洋

    <コンセプト>

    自然のエレメントをテーマに自然と文明の関りを表現しています。おおたかの森の保全は都市部に於ける自然との共存のモデルケースです。自然との共生を目指した街づくりは癒しとやすらぎに満ちた環境です。人も鳥も環境に順応して進化してゆきます。出会いとやすらぎは意識下の感覚を未来に向け覚醒させ、空に開けた屋上庭園は自然への憧れや夢を解放してくれます。あなたも背中に翼を付けて大空に飛び立ってください。

  • どこかへ

    「どこかへ」
    坪田怜子

    <コンセプト>

    建物の上に原っぱが広がり、木が育ち、広い空が広がる。その原っぱで、風に吹かれてゆらゆらとゆれるそれは、建物と同じ人工物でありながら、風に揺れる綿毛のような植物でもあり、空に漂う雲でもあり、環境でもある。人が作った街と、街にある自然とが一緒に混ざりあってできている穏やかな場所に、人工物と自然との境界をさらに曖昧にするような環境を作る。人工物と自然は大きな地球の中では区別がないものなのかもしれない。

  • おおたかの巣

    「おおたかの巣」
    杉浦 岳、関沢伸太郎、瀬島 蒼、杉浦麻理、下山達也、下山 順

    <コンセプト>

    オオタカが暮らした森から着想し、流山の豊かな文化と暮らしを育む“大きな巣”を提案します。空に向かって開くメガホンの形をした“巣”は、中に入ると大空を見渡す展望スペースに、外からは心地よい影を落とす庇(ひさし)になります。心地よい芝生に寝転びながら流山の空を見上げたり、庇の下で友人と談笑したり、屋上広場の楽しみ方を広げてくれる立体アートです。この作品が市民の皆様に愛され、流山の明るい未来を育む“巣”となれればと考えています。

  • LINE

    「LINE」
    Cosmopolitan/Workshop(橋本圭央、三輪和誠、八木佑平)

    <コンセプト>

    本作品の目的は、流山市の自然と来訪者の振る舞いが共生する空間の形成です。在来の植物種を練り込んだ日干レンガを積み上げることで、来訪者が成長していく植物に触れながら休息できるのみならず、周辺に広がる自然と人の結節点となる場所が生まれます。

    また、在来種による効果的な緑化にくわえて、水平・垂直・髭根によって日干レンガ同士がむすびつき互いに自己補修していくことで、1年を通した設置に耐え、日々変化を楽しむデザインとなっています。

  • ブロックあそび

    「ブロックあそび」
    杉谷一考

    <コンセプト>

    手作業で柔らかな形に仕上げられ、カラフルな釉薬によりスポンジのような軽い質感が与えられたセラミックのブロックで構成したインスタレーションを展開する。モチーフは子供の頃のブロックあそびであり、作品に触れたり、座ったりして遊ぶことができ、その行為自体が作品を構成する。ブロックは動かせない「固定された風景」であるが、触れたり移動したりすることで子供の頃の記憶を蘇らせる装置となり、生き生きとした「記憶の風景」として立ち上がる。