【結果発表】「資産形成学生論文アワード2024」の受賞論文が決定、優秀賞は「双曲割引が老後の貯蓄に与える影響」
一般社団法人投資信託協会が開催した、大学生・大学院生を対象とした論文コンテスト「資産形成学生論文アワード2024」の各賞が発表された。優秀賞の論文は、広島大学・和泉晴香さんと姫野柚葉さん、広島大学大学院・鍋島萌花さんの3名による「双曲割引が老後の貯蓄に与える影響」に決定した。
個人の資産形成の促進や投資信託の活用をテーマに、学生から自由な発想による論文・レポートを募集した同アワード。2024年12月18日に東証Arrowsでおこなわれた表彰式では、アワード受賞者、審査員、後援者、事務局など約30名が参加した。東証Arrows内にあるリング状の大型電光掲示板「チッカー」には、受賞者の名前が表示されるなどの演出がおこなわれた。
優秀賞を受賞した論文のテーマは「双曲割引」。高い衝動性は長期投資に負の影響を与えるという先行研究をもとに、双曲割引(人は遠くの利益よりも近くの利益に重きを置いてしまうということ)が65歳時点での貯蓄に負の影響を与えるというオリジナリティな視点と、データに基づき適切な検証・分析がなされている点が審査員から評価された。
受賞した姫野さんは、「論文の作成期間中は、投資による資産形成について考える時間が長く、その様々な課題を含めて認識する良い機会となりました。今回の経験を活かし、私たちの研究が老後の資産形成の一助となるよう、精進します」とコメントした。
優秀賞、ほか受賞論文の詳細は公式サイトにて公開されている。
公式サイト
https://www.toushin.or.jp/statistics/Tsumiken/JITAResearchAward/2024/ceremony/
https://www.toushin.or.jp/statistics/Tsumiken/JITAResearchAward/