在日フランス大使館直属の文化機関アンスティチュ・フランセ日本は、モビリエ・ナショナル－フランス国営動産管理局と協働し、日本のプロデザイナーや工芸家を対象としたデザイン賞を開催。2月28日までデザインプロジェクト案を募集している。受賞者は副賞として、フランスに一ヶ月間滞在し、デザインプロジェクトの実現に向けたリサーチを行う権利が授与される。

同賞はデザインとサステナビリティの観点から独創的なプロジェクトを選定し、フランスと日本の優れたサヴォアフェール（匠の技）の対話を創出することを目的として開催される。応募にはプロジェクト概要や、フランス滞在中に行うリサーチの内容を説明した企画書などが必要となる。

審査委員は、在日フランス大使館から1名、モビリエ・ナショナルからの1名にくわえ、日本からは株式会社デアイ代表の榎本アコ、 Panoramatiks主宰の齋藤精一が参加。受賞者のレジデンス期間は2023年5月から12月までで1カ月間となり、渡航費と現地宿泊場所は主催が負担する。フランス滞在中はアトリエ・ド・ルシェルシュ・エ・ド・クレアシオン（Atelier de Recherche et de Création – ARC –）の職人や機織職人たち、さらに家具製造、椅子製造、ブロンズシャンデリア、絨毯やタペストリー修復、椅子張り、タペストリー装飾を行う100人以上の技術者や作業責任者が働くモビリエ・ナショナルの修復工房のサポートが得られる。

公式ホームページ
https://www.institutfrancais.jp/blog/2022/12/26/prix-pour-le-design-2023/