結果発表
2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞
公益財団法人日本デザイン振興会
2024/12/13 8:30
11月2日、日本デザイン振興会が主催する2021年度グッドデザイン賞の大賞が発表された。受賞は、株式会社オリィ研究所の「遠隔勤務来店が可能な『分身ロボットカフェDAWN ver.β』と分身ロボットOriHime」。
「グッドデザイン大賞」はその年に受賞した全てのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる。2021年度のグッドデザイン賞は「希求と交動」をテーマに、審査委員長を安次富隆さん、副審査委員長をパノラマティクスの斎藤精一さんが務め、1,608件が選出された。大賞の選出にあたっては、ファイナリスト5件の中から審査委員とグッドデザイン賞受賞者、一般による投票が実施され、同企画が最多票数を得て決定した。
「遠隔勤務来店が可能な分身ロボットカフェ」は、「すべての人に社会とつながり続ける選択肢を」をテーマに、ALSなどの難病や重度障害などで外出困難な人々が分身ロボット「OriHime」を遠隔操作して働く常設実験カフェ。社会課題をテクノロジーによって克服し、外出困難な方の雇用の場をつくり、のちに他の企業へ就職するケースも生んでいる。2018年に協賛やクラウドファンディングによる大きな支援のもと初開催され、後に3回の出展を経て2021年6月に東京・日本橋にて常設実験店がオープンした。
「登竜門」姉妹メディアのデザイン情報サイト「JDN」では、受賞した株式会社オリィ研究所代表の吉藤オリィさん、審査委員らのコメントなど詳報を掲載している。
デザイン情報サイト「JDN」
https://www.japandesign.ne.jp/news/2021/11/62294/