受賞者インタビュー
代替を超えたバイオ素材の可能性を探る─グッドデザイン・ニューホープ賞最優秀賞 [PR]
2024/05/15 12:30
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2019年度グッドデザイン賞の大賞が発表された。受賞したのは、富士フイルム株式会社の「結核迅速診断キット」。
4月3日に応募受付を開始し、4,772件の応募を対象に審査を実施した同賞は、過去最多の1,420の受賞が決定。その中から、社会性、時代性、提案性などの面でもっとも優れているとされるデザインに対して、グッドデザイン大賞が贈られる。今年の審査キーワードは「美しさ」と「共振する力」。
大賞を受賞した富士フイルム株式会社の「結核迅速診断キット」は、HIV感染者など結核罹患の可能性が高い人々の診断を可能にする結核診断用検査キット。写真現像の「銀増幅技術」を応用し、尿中のわずかな成分から結核菌の存在を判定することで、早期治療に繋げることが可能。電源や装置を用いない簡単確実な検査を実現した。なお、現在は発展途上国にて使用されており、日本では販売されていない。
●受賞コメント・審査員講評はデザイン情報サイト[JDN] にて掲載
https://www.japandesign.ne.jp/news/2019/11/50125/