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2019/07/09 15:00

【イベント】国際工芸コンペ「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」受賞展が7月22日まで開催

「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」の受賞作品展受賞作品展の様子。イサム・ノグチの石庭「天国」で開催されている

ロベエ財団主催の国際クラフトコンペ「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」の受賞作品展が、東京・赤坂の草月会館で開催されている。会期は7月22日まで。

ロベエは、革製品を中心としたスペイン発祥の高級ファッションブランド。「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」は優れた作品を生み出す国際的なアルチザン(職人的芸術家)の発掘と支援を目指しており、陶芸や家具、ガラス、籠、ジュエリーなど幅広い分野にまたがる工芸作品が募集された。今回、世界中から応募された作品は2,500点にのぼる。

選考はロエベブランドを率いるクリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソンさん、プロダクトデザイナーで日本民藝館館長の深沢直人さんら、各界を代表する著名人9名が務め、大賞に石原源太さん、特別賞には高樋一人さんと、日本人2名が受賞した。

ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019 」大賞作品

石塚源太「Surface Tactility #11」 2018年
ジョナサン・アンダーソンさんは作品を「クラフトがオープンであり自由であることを証明した。伝統的な漆テクニックをコンテンポラリーに生まれ変わらせ、新しくて彫刻的なクラフトのヴィジョンを表現している」と評価

受賞作品展は草月会館内にあるイサム・ノグチの石庭「天国」で開催。大賞の石原さんの漆作品をはじめ、選び抜かれた29点のファイナリスト作品が一堂に会した。毎週土曜日には特別トークイベントも開催されている。

会期終了まであとわずか。ぜひこの機会に、世界の著名人が選んだ受賞作品を観に行ってみてはいかがだろうか。

「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」受賞作品展概要

●会期
2019年6月26日~7月22日
10:00~19:00(金曜日は20:00まで)
※会期中無休

●場所
草月会館(東京都港区赤坂7-2-21)

●料金
無料

トークセッション

●モデレーター
川上典李子さん(ジャーナリスト/21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)

●日時
7月13日(土)14:00~15:30
ゲスト:西尾洋一さん(「Casa Brutus」編集長)、上條昌宏さん(「AXIS」編集長)

7月20日(土)14:00~15:30
ゲスト:石塚源太(「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」大賞受賞者)、ほか

●参加方法
当日先着順

公式ホームページ
http://craftprize.loewe.com/ja/home