九州大学大学院芸術工学研究院が設立した「SDGsデザインユニット」らが、世界の学生を対象とし、「SDGs（エスディージーズ）」にデザインで取り組むコンペティションを開催。10月31日までデザイン提案を募集中だ。

最近あちこちで聞かれる「SDGs」とは、国連が掲げた「持続可能な開発目標」のことだ。“2050年には地球が3つ必要になる”といわれるほどの環境破壊や深刻な格差が広がる中、世界中のだれ一人取り残さずに住み続けられる地球を実現するための目標で、2030年までの達成を目指し、日本を含む国連加盟国すべてが採択している。

同アワードでは、「SDGs」目標に沿って3つのテーマ「自然災害による被害の対策につながるデザイン」「美しい海の豊かさを守るためのデザイン」「国籍、民族、年齢を超えて多様な人が共生するためのデザイン」を設定し、デザインに関心のある世界中の学生から提案を募集。デザインのジャンルは不問で、モノのデザインに限らず、サービスや社会の仕組みのデザインなども含む。最優秀賞には30万円が授与される。

審査員には、九州大学大学院芸術工学研究院教授の平井康之さんをはじめ、日本デザイン振興会常務理事の加藤公敬さん、デザイナーでHAKUHODO DESIGN社長の永井一史さんらが就いている。

主催は「人類の課題を解決するために、世界中の学生にできることがある！」と、若手の参加を強く呼びかけている。

公式ホームページ
https://www.sdgs.design.kyushu-u.ac.jp/awards/