【イベント】第20回CSデザイン賞の贈賞式が開催!学生部門の受賞作は渋谷で公開中
10月9日、装飾用に広く使われる「カッティングシート®」のパイオニア・中川ケミカルが、第20回CSデザイン賞の贈賞式を開催。一般部門/学生部門の両受賞者や審査員、関係者を招いてのセレモニーを行った。
CSデザイン賞は、切って貼れるカラフルな装飾用シート「カッティングシート®」に特化したコンペで、2年に1度のビエンナーレ方式で開催され、今年で36年目・第20回を数える。2017年末から2018年初頭にかけて一般部門、学生部門それぞれで作品を募集し、7月に受賞作品が発表されていた。
贈賞式には高校生クリエイターから第一線で活躍するデザイナーまで、多くの受賞者が一堂に会した。また、審査員の原研哉さん、佐藤卓さん、石上純也さん、五十嵐久枝さん、服部一成さん(以上、一般部門)、廣村正彰さん、菊竹雪さん、松下計さん、色部義昭さん(以上、学生部門)も参加。
今回の審査について、一般部門の審査委員長を務めた原さんは「毎年審査員の着眼点が異なるが、今年はカラフルながら移ろいを感じる作品に注目が集まったように思う」とコメント。学生部門の審査委員長、廣村さんは「学生作品なので新たなチャレンジがある提案がほしいと考えていた。受賞作は、作品を見る人との関係性を築く作品が多く、現代性を感じた」と評した。
レセプションでは一般部門でグランプリを受賞したスイスのアーティストユニット、ラング&バウマンさんが作品制作を振り返り、「不安もあったが、装飾用シートを使ってみると色鮮やかなうえ、下地のコンクリートの質感までそのまま表現でき、とても満足のいく作品ができた」と、装飾用シートの魅力を改めて語った。
なお、学生部門の受賞作品のうち、金賞「グルグル」と銀賞・渋谷駅前エリアマネジメント協議会賞「青写真」は現在、東急プラザ渋谷跡地の仮囲いに実際に設置されている。また11月下旬には、銀賞「DOT」が東京都中央区のCSデザインセンターにて11月下旬に再現される予定だ。殺風景な街に今だけの彩りと関わりをもたせる受賞作品たちを、ぜひ見に行ってみてはいかがだろうか。
結果発表(全受賞作品)
第20回 CSデザイン賞 一般部門
https://compe.japandesign.ne.jp/result/cs-designaward-ippan-2017/
第20回 CSデザイン賞 学生部門
https://compe.japandesign.ne.jp/result/cs-designaward-gakusei-2017/