【商品化】東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート交付開始! デザインは公募で決定
国土交通省は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念した特別仕様ナンバープレートの交付を今日10月10日から開始した。
デザインは広く一般から公募され決定したもので、デザイン選考委員会(委員長:秋元雄史氏 東京藝術大学大学美術館 館長・教授/金沢21世紀美術館 特任館長)の審査などにより決定された。
デザインコンセプト
様々な人々の個性(色)を尊重した未来の社会への希望を集約する光の表現としてイメージ、その様を多彩色のグラフィック表現でナンバープレートにデザインしました。
訴求ポイント
人類の多様性を光として表現し、人種や性別、国籍等を問わない全ての人を対象とした希望の光のイメージは、オリンピック・パラリンピックをも問わない、ダイバーシティな印象表現だと思います。
デザイン制作者
内田尚登さん(東京都・45歳・デザイナー)
詳細:東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 特別仕様ナンバープレートデザイン 専用サイト
https://www.memorial-numberplate.jp/
特別仕様ナンバープレートは専用申込サイトや運輸支局等の窓口で申し込んで取得できる。新車だけでなく、既存の自動車のナンバープレートも交換可能。交付料金に加えて1000円以上の寄付金を納めると、図柄入りナンバーを選択可能になる。寄付金は大会開催に必要となる交通サービスの改善(バス・タクシーのバリアフリー化など)に充てられるそうだ。
図柄入りナンバープレート どうして増えているの?
ナンバープレートのデザインは国(国土交通省)の管理下にあり、これまでは無柄のプレートのみが許可されてきた。
しかし2015年に道路運送車両法が改正され、今年4月1日から図柄入りプレートが導入された。ナンバープレートの”走る広告塔”としての機能に着目し、イベントPRや地域振興、観光振興に役立てる目的だ。
日本ではじめての図柄入りナンバープレートは、ラグビーワールドカップのPR用デザイン。続いて東京オリ・パラ特別仕様プレートの交付が始まった。
この次に導入予定なのが「地方版図柄入りナンバープレート」。今年12月に希望する地方自治体が図柄を国に提案し、国が審議してデザインが決定、来年の10月ごろにプレート交付がスタートする。このため、現在デザイン公募が盛んに行われている。
海外では、白熊の形をしたものやスペースシャトルの図柄が入ったものなど、その土地を代表する自然文化や観光資源を表したナンバープレートが存在する。日本でも、みんなが待ちわびるビッグイベントや地域の魅力を伝えるナンバープレートが公募で生まれるのだろう。楽しみだ。