9月30日から10月1日にかけて行われる、一夜限りのアートイベント「六本木アートナイト2017」にて「夢夢神社（ゆめゆめじんじゃ）」が開催される。会場では「夢夢おみくじ」を引くことができる。

企画は武蔵野美術大学デザイン・ラウンジとファッションデザイナーの津村耕佑さん。津村さんらによると、夢夢神社とは、人々の夢夢思っていた願いを鈴音とともに空間に解き放つ装置。夢は、希望が叶うまでの空洞の期間を指すという。先人達から受け継いだ私たちの夢も、未来の夢と繋がることだろう。

六本木アートナイトとは

六本木アートナイトは2009年に始まり、2017年で8回目を迎える。今年の開催日は9月30日(土)から10月1日(日)の2日間。

六本木アートナイトは、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に開催する、一夜限りのアートの饗宴。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な一夜限りの体験をつくり出す。

今回のテーマは「未来ノマツリ」。美術館の中ではなく六本木の街で行うアートイベントとして、大勢の人が楽しむことができる“祭”のようなイベントにしたいという意味が込められている。

メインプログラム・アーティストには、今注目が集まっている写真家・映画監督として幅広く活躍する蜷川実花さんが起用された。六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館をつなぐインスタレーション作品。極彩色に彩られた東洋と西洋の様々なモチーフが混ざり合う万華鏡のような蜷川実花の世界観を3会場で展開する。

人々が集い非日常的な体験を共有し、文化を未来へ伝える“祭”は、ひとつのコミュニケーション・プラットフォームと言える。多彩なアート作品で六本木の街を埋め尽くし、多くの人たちと夢のような特別な時間をともにする機会にぜひ足を運んでみてはいかがか。