TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 アートコンペ
協力:合同会社生活と表現
第26回を迎えた“メセナアワード2016”で「シェル美術賞」と「Tokyo Midtown Award 2015」が受賞活動に選ばれた。今回、「This is MECENAT 2015」で認定された全国122件の活動より外部の専門家からなる選考会により検討を行い、受賞企業・活動を決定した。
メセナアワードとは企業によるメセナの充実と社会からの関心を高めることを目的に、1991年「メセナ大賞」(2003年より「メセナ アワード」に改称)を創設。以来、前年度に実施されたメセナ(芸術・文化振興による豊かな社会創造)活動を自薦・他薦で毎春公募し、2015年までに、全国各地の優れたメセナ活動193件を表彰してきた。2014年3月には時代とともに多彩さを増す企業メセナを広く周知するため、協議会設立25周年の節目をとらえて、メセナ認定「This is MECENAT」を設置。これを機に、「This is MECENAT」と、毎年優れたメセナ活動7件を表彰する「メセナアワード」は、連動して運営をしている。
「シェル美術賞」は1956年に創設された、40歳以下の若手作家による平面作品の公募展。美術団体展以外の独立した美術賞がなく、才能ある新人が世に出ることが難しかった時代に、「既存の権威にとらわれず、新人を発掘して自由に賞を与えたい」との想いから始まった。過去の受賞者には赤瀬川原平、高松次郎、菅木志雄といった現代美術の先駆者らが名を連ね、近年は曽谷朝絵なども受賞。今では若手作家の登竜門として広く認知されている。
【評価ポイント】
長年にわたり美術界に求められる仕組みを創出し、幾多の才能を見出している。若手作家の活躍を継続的に支援することで、次世代育成に寄与している。
喧噪の六本木エリアにありながら、広大な緑地と多様な都市機能が融合する「東京ミッドタウン」。2007年のオープン以来、「JAPAN VALUE」=“新しい日本の価値・感性・才能”を創造・集結し、世界に発信し続ける街をコンセプトに、東京ミッドタウンマネジメントが運営する。同社が街づくりの一環で取り組むのが、08年に創設した「Tokyo Midtown Award」―デザインとアートのコンペティションだ。街をステージに、次世代を担う才能を発掘・応援する目的で毎年開催、15年は総計1,566件のアイディアが寄せられた。
【評価ポイント】
創造的な街づくりの実践から、多彩な価値の発掘・育成に貢献している。経営資源をいかして日本の新しい才能を見出し、その魅力を国内外で多面的に発信している。
他、受賞企業・活動は以下のとおり。
メセナ大賞
日本毛織株式会社「工房からの風」
優秀賞:縁の下発掘賞
株式会社CBCテレビ「CBCクラブ文化賞(くちなし章)」
優秀賞:建築文化接近賞
株式会社竹中工務店「季刊誌[approach]の発行」
優秀賞:子どもに夢を半世紀賞
東燃ゼネラルグループ「東燃ゼネラル児童文化賞」
特別賞:文化庁長官賞
日本トランスオーシャン航空株式会社「JTA・RAC あおぞら図画コンクール」
メセナアワード 2016
http://www.mecenat.or.jp/ja/award/post/awards2016/