【結果速報】グッドデザイン大賞が「世界地図図法 オーサグラフ世界地図」に決定!
2016年10月28日、グッドデザイン大賞が「世界地図図法 オーサグラフ世界地図」に決定したことが発表された。
今年度のグッドデザイン賞全受賞作1,229件の中で、特に優れたデザインとして位置づけられている「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、永井一史審査委員長と柴田文江審査副委員長および審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターが大賞候補6点の中から選出。人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて決定した。
大賞候補6点のうち「世界地図図法 オーサグラフ世界地図」は2016年度グッドデザイン審査員、グッドデザイン受賞者による投票、「みんなで選ぶグッドデザイン大賞」展(2016年9月29日~2016年10月23日開催)への来場者による投票の結果、合計で最多得票数を得た。
その他、グッドデザイン金賞19件、特別賞全4賞19件、グッドデザインロングライフデザイン賞28件も決定した。
「世界地図図法 オーサグラフ世界地図」概要:
大きさや形の歪みをおさえた正確な地球の全体像を示す四角い世界地図です。この地図を眺めればグリーンランドはオーストラリアよりずっと小さいこと、成田空港からブラジルにオリンピックを見に行くときにヒューストンを経由する飛行ルートは理にかなっていること、南極はインド洋、大西洋、太平洋全てに面している唯一の大陸であることなどを理解することができます。同時に球面世界という行き止まりがない世界観、G20という言葉に表されるような多中心な世界観を描くことができる特徴を持っています。人類世に突入した複雑な世界の全体像を正確に把握するためにこれまでより正確な世界の描きかた、世界地図をデザインしました。
https://www.g-mark.org/activity/2016/results.html
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」
2016年11月3日まで1229点を一堂に見ることができるグッドデザイン賞授賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」が開催中。「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」のディレクションはアートディレクターの平林奈緒美氏が行い、デザインは建築家でデザイナーの長坂常氏が手がけた。
また、グッドデザイン賞はタイ王国の「デザインエクセレンスアワード」との連携協定やインドの国政的なデザイン賞「I Mark」の設立および運営の支援活動に携わってきた。海外のデザイン賞で受賞し、かつグッドデザイン賞でも受賞したデザインも見ることができる。他にも、特別企画展として自然災害に備えるためのデザインに注目した、「そなえるデザインプロジェクト展」が渋谷ヒカリエ8階にて2016年11月3日まで開催中。
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」
会期:2016年10月28日~11月3日 11:00~20:00
会場:東京ミッドタウン
入場料:1,000円
https://www.g-mark.org/gde/2016/about/