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2016/08/29 18:50

【結果速報】「第10回キッズデザイン賞」、内閣総理大臣賞が“東京ゆりかご幼稚園+里山教育”に決定

【結果速報】「第10回キッズデザイン賞」、内閣総理大臣賞が“東京ゆりかご幼稚園+里山教育”に決定

2016年8月29日に「第10回キッズデザイン賞」の発表・表彰式が開催され、最優秀賞「内閣総理大臣賞」が“東京ゆりかご幼稚園+里山教育”に決定した。

キッズデザイン賞とは、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が2006年から主催する、子どもへの配慮、子ども目線を持った良質な製品・空間・サービス・プログラム・調査研究活動などを幅広く顕彰する制度。「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という3つのデザインミッションを実現するため、優れたものを選び、広く社会へ伝えることを目的としたアワードだ。今年度の応募作品数は過去最高の503点であった。

「内閣総理大臣賞」を受賞した“東京ゆりかご幼稚園+里山教育”は、大自然の中、里山文化を通じて創造性と冒険心を育む環境を実現し、懐かしくも新しい教育のあり方を提示した。里山と大自然をつなぐ100mの縁側と、北の強風と南の直射光を遮る木造の大屋根と壁で過ごしやすい室内環境が整っており、畑と棚田が作られ、井戸もある。また、敷地の後ろにある森には奈良時代からある鎌倉古道が通り、夜になると動物たちがやってくる。子どもが主体的に環境と関わり、自然、環境から食農、労働といったテーマを一体に捉えた里山教育がキッズデザインの理念を示すにふさわしいと評価された。

今年新設された特別賞「東京都知事賞」は、株式会社アボードの“RK-Chair”が受賞。子どもの安全に配慮した商品等の開発・普及を推進する一環として、都内の中小企業を対象とした「審査料補助制度」を活用した作品の中で最も優れたものとして授与された。“RK-Chair”は、軽量な硬質フェルトの組み立てられるキッズチェア。素材がやわらかいため床や壁を傷つけることのない、水洗い可能な製品というデザインクオリティの高さが評価された。

各賞の詳細は公式サイトより
http://www.kidsdesignaward.jp/2016/

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