2016/04/11 16:30
おかやまCLT建築学生デザインコンペ、最優秀賞は京都工芸繊維大学の「そらみるトイレ-拡張されるプライベート-」
岡山県建築士事務所協会は、森林資源の有効活用につながる新しい建築材料として注目されるCLT(直交集成板)の普及・CLT建築設計の動機付けや人材育成を目的として、全国の学生を対象に実施した「おかやまCLT建築学生デザインコンペ」の結果を発表した。
課題は、岡山県北東部の西粟倉村にある道の駅あわくらんどの一角に建つCLT(木質構造用材料)を使った公衆トイレを計画するというもの。2015年10月15日~2016年2月5日の募集期間で、全国32の大学院、大学、高専、高校、専門学校の学生から63作品の応募があった。厳正なる審査を行い、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選2点及び審査員特別賞3点を決定した。
最優秀賞の「そらみるトイレ-拡張されるプライベート-」は、”CLTの可能性提案として、華やかでデザインに優れている。単純な形の面材であるCLTをくり抜き、ずらして重ねることで、ガラス屋根とあいまって複雑な形態・空間を作り上げ、多様な使い方のできる建築を試みている。構造の検討を重ねた努力が見られ、プロの建築実務者もこの工法を実現させるチャレンジをしてみよう、とうなずける、CLTの可能性が感じられる秀逸の作品”と講評された。
http://www.pref.okayama.jp/page/461282.html
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