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2016/04/05 17:45

中・高生が考える「10年後の暮らしを楽しくするクルマのデザイン」を発表

中・高生が考える「10年後の暮らしを楽しくするクルマのデザイン」を発表

公益社団法人自動車技術会が主催する、「第4回 カーデザインコンテスト」の表彰式が3月30日にアルカディア市ヶ谷で行われた。

同コンテストは、自動車技術会傘下のデザイン部門委員会が企画するカーデザイナー人材育成プログラムの一つで、全国の中学生、高校生、高等専門学校生の1~3年生が対象。感受性が高く、人生観や職業観の形成期にある学生に向けて、創造の楽しさ、カーデザインの魅力を発信し、カーデザインコンテストの開催を通じて志望者の裾野を広げ、”世界をリードする凄いカーデザイナー誕生に繋げる”ことを目的としている。今回は”10年後の暮らしを楽しくするクルマのデザイン”をテーマとした。

2015年11月1日~2016年1月20日の募集期間に、過去最多となる333件の応募が寄せられ、市川菜月さんの「マウンテンレスキューロボ car」がカーデザイン大賞に選ばれた。過去4回の実施の中で中学生では初の大賞受賞。

マウンテンレスキューロボ-car

審査講評を行った川崎重工業の木村氏は「しっかりしたスケッチ、丁寧な説明書き、かわいらいしい親しみのもてる形状、こんな山岳レスキューロボがいてくれると素晴らしいと思わせてくれる点を高く評価しました。タイヤの中が搬送用の救護ベットになっていて、しかも搬送する側、される側が、お互いの状況を確認できるようクリアーになっている点は非常にユニークな発想。」とコメント。

授賞式後には、現役デザイナーによる3Dモデリングのデモンストレーションやスケッチ講座など、現役デザイナーと未来のデザイナーの交流が行われた。

http://www.jsae.net/car_design/R_data/