応募作品数:1,626点(アートコンペ: 293点、デザインコンペ: 1,333点)
受賞作品数:14点(アートコンペ:6点、デザインコンペ:8点)
主催:東京ミッドタウン
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グランプリ
鈴木 一太郎
私には古代トロイアの神話と現代の日本の都市の姿が重なって見える。真実が何か分からないこと。便利さ・恐怖心から真実を知ろうとしないこと。空気を読んで発言をしないこと。私たちは、この神話から学ぶことがある。ラオコーンをそのためのモニュメントとしたい。しかし、そこに表れているのは現代の目線によって捉えられた体感がない空虚な彫刻であるという皮肉を、私を含めた現代人へのメッセージとする。
準グランプリ
山上 渡
私は地図を見つめる。
私はその中に道を見つける。
すると当たり前だがすべての<道>は繋がっていることに気がつく。
そしてふと、それらがまるで私たちの持つ血管のようだと考え始める。
都市は人から人、時代から時代へと連綿と繋がりできあがってきました。
道も都市の成長とともに、より高度に、より複雑に増殖してきました。
私はこの都市を俯瞰し、<道>という存在に焦点をあてることで、東京という巨大な生命体をあぶり出そうと考えます。
優秀賞
赤嶺 智也
日本の中心、大都市「東京」。そこには、日本中から夢や希望、仕事を求めて色々な人達が集まる。夢を追う人、身動きがとれずにいる人、黙っている人、踊り狂う人、夢を叶えた人。それぞれの人にそれぞれの人生やドラマがある。大都会の大きな人の渦の中、埋もれ、もがき、それでも夢に生きる人々の様子を描く。
スナックその
都市で生きる人々は個人主義でありながらも強い協調性を合わせ持っている。都市を生き易い環境にする為に自らも演者として参加する傍ら、自分だけは消費されるのではなく活用したいという意識を持っている。都市の外縁になることに恐怖を覚え、実体の無い中心へ潜ろうと必死になっている。この代謝とは逆の活動が都市に熱を生じさせ、都市を生かしているのである。
中里 洋介
都市のゴミの表面を空間に描き出した。 そのシルエットはまるで、アメーバの様な形を持たない生き物に見える。 そしてその生き物は「都市」そのものと重なってゆく。
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