KOKUYO DESIGN AWARD 2007

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テーマ … 「融通のきくもの」

応募作品数:1723点
入賞作品数:11点
主催:コクヨ株式会社

グランプリ

紙キレ

作品名 : 紙キレ
作者名 : 三人一組

紙という「素材」にミシン目を入れることで「モノ」へ半歩近づけました。
あともう半歩を使い手の想像力にゆだねることで、融通のきく「余地」をデザインしています。

優秀賞

tuck

作品名 : tuck
作者名 : 山口智宏

安全ピンとクリップは形も機能も近しく、道具箱の中で一緒に存在するのをよく目にする。その2つが合わさったツールをデザイン。 手にした人が安全ピンとして、またクリップとして使用できることを彷彿させる造形とスケール感を重視している。さらに低コストでの製造を考慮し、1本の金属から形成されている。

Beetle head

作品名 : Beetle head
作者名 : park_misaki

カブトムシのツノのような形をしたペン先の提案です。
太い線、細い線を一つのペン先に集約したので、「キャップを閉じてペンをひっくり返して…」の時間が短縮されました。

yajirushi

作品名 : yajirushi
作者名 : 大木陽平

yajirushiは書(描)いて伝える行為と道具と思いを結びつけたコミュニケーションツールです。ペンとして、目印として、マグネットとして使うことができます。

number clip / Numbers Gem

作品名 : number clip / Numbers Gem
作者名 : 乙部博則 金子久秀

「number clip」
針金を曲げただけのクリップに新しい「融通」がミニマムなデザインでうまれました。新たな価値を込めて、永く使われることをねがっています。

「Numbers Gem」
一般的なゼムクリップの形状に近いものを数字の「0」として、そこから9つの数字型ゼムクリップをデザインしてみました。
いつも何気なく使っているぜムクリップに、デザインの続きを与えることで、新しい価値を付加してみました。

山中俊治賞

cashier tray

作品名 : cashier tray
作者名 : 斉藤ダイスケ

融通と言うテーマの中で、日常の中のちょっとした事が新しくなるような。そんなデザインを心掛けてみました。電卓とマネートレイを組み合わせる事で生まれるポジティブな融通が作品に表現できればと思い制作しました。
単純な要素をさらりと組み合わせる。もともと日本人はそういう感覚って得意だったように思います。そして、私はそんな感覚が大好きです。

佐藤オオキ賞

Silhouette

作品名 : Silhouette
作者名 : DeMo

Silhouette(シルエット)は筐体をシンメトリーフォルムにすることにより、毛先の太さ、形状を直感的に認識できる絵筆の新しい提案です。

柴田文江賞

wagomu

作品名 : wagomu
作者名 : 宮脇将志

「輪ゴム」は生活の様々なシーンで活用される「融通のきくもの」の代表的な存在だと言えます。
今回の提案では、この「輪ゴム」をさらに「融通のきくもの」にしたいと考えました。
箱や袋にバラバラに入っていることが一般的な「輪ゴム」達を一つの塊とし、使う際にちぎることで用途に応じた厚み(強さ)で使うことができます。箱の中で絡まって取り出しにくいようなこともありませんし、包装の簡易化にも繋がると考えます。

水野学賞

コトハリ

作品名 : コトハリ
作者名 : 志喜屋徹

「コトバ」をどこにでもペタペタと貼りつける。そんな感覚のモノはどうだろうと考えました。この原稿用紙のマス目が入った粘着テープは、必要な「コトバ」の分だけ切って貼って使えます。ずぅっと何十メートルも「コトバ」を記していくことも可能です。 見慣れた原稿用紙のマス目になっていることで、空白の部分に何か「コトバ」を埋めたくなったり、そこからコミュニケーションが生まれたりするといいな、と思いデザインしました。

コクヨ賞

Double Faces

作品名 : Double Faces
作者名 : Xu Han Rui

「Double Faces」はユニバーサル性を重視したデザインに基づいた、右利き、左利き両方の人々のニーズに応える定規です。左右対称である漢数字の偶数を、透明の定規上に彫ると、表裏に関わらず、目盛りを正しく読み取ることができることに着目しました。この定規は、その特徴を活かし、上向きに置いて通常の定規として左から右に使うことができるとともに、そのままの状態で裏面の目盛りを使い、右から左へも線を引いたり、長さを測ることができます。デザインには細部に注意を払い、使いやすさを追求した作品に仕上げました。

東洋的な特徴を際立たせながら、簡単で使いやすく、さらには幅広い適応性を実現しました。通常の定規よりも、より機能的であるにもかかわらず、余計な費用は一切かかりません。このコンセプトは製品のシリーズ展開にも発展させられるでしょう。