「いい夫婦の日」川柳コンテスト2013

募 集 終 了

  • 川柳・俳句・短歌
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  • 結果発表

応募作品数:10,101点
主催:「いい夫婦の日」をすすめる会

ここでは入賞作品の中から上位4作品をご紹介します

いい夫婦大賞

「贅沢が できない妻に 花を買う」

西田金吾

作品評

「いい夫婦 川柳コンテスト 2013」審査委員長 大野 風柳(全日本川柳協会 理事長)
なんと、淡々としてほほえましい句である。力みもない、自然体が良い。川柳ってそういうものだと思う。「贅沢ができない妻」からいろいろな女性が浮かぶ。贅沢ができないとはケチな性分ではなく、贅沢が苦手な妻だと思う。その妻に花を買ってやる夫もまた同じく贅沢が苦手な性分であろう。この夫婦に私は大きな大きな拍手を送りたい。まさに“いい夫婦”そのものである。

企業賞/オーネット賞

「しりとりで やっと「け」が出て プロポーズ」

西田金吾

テーマ:プロポーズ

企業賞/アサヒスーパードライ賞

「しあわせの 音を奏でる ペアグラス」

梶 政幸

テーマ:乾杯

企業賞/〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店賞

「コーヒーの 香り漂う 庭いじり」

武良銀茶

テーマ:贅沢

総評

「いい夫婦 川柳コンテスト 2013」審査委員長 大野風柳(全日本川柳協会 理事長)
年々この「いい夫婦」も広がりを持って来ています。それは大変いい事だと思います。「いい夫婦」とは?答えは「すばらしい夫婦」でしょう。しかし川柳の場合は違います。それでは「いい夫婦」とは?それは入選した作品を読めば一目瞭然です。つまり、あなたの夫婦を正直に、自然に詠んで貰えばいいのです。そこには自ずと「愛」や「感謝」や「尊厳」の念が潜んでいる筈です。そうです。“ふたりの時間”をありのまま詠めばいいのです。川柳は本音の文芸なのです。