募集要項

歴史と伝統の古都である飛騨・高山の「飛騨の家具®フェスティバル」は、
新たな取り組みとして木製品のデザインコンテストを開催します。
伝統を生かしながら、未来への「伝統を育む」ために。
国産材を用いて飛騨の技術によって作る新しいデザインを公募し、製品化することを目指します。

結果発表はこちら
テーマ

木製品のデザイン

募集内容

木を使った椅子、家具、照明、雑貨、建材等の製品デザイン提案

※全てもしくは一部を国産材で作る想定とする
※木以外の異素材の利用も可とする
※木材加工や製品作りの主たる工程は飛騨で行う想定とする

国産材とその利用について

日本の森林面積は約2,500万ヘクタール(平成24年)あり、これは国土面積の約3分の2に相当します。この割合は世界有数の高さで、その意味で日本は森林国といえます。このように資源は十分にあるのですが、半世紀以上の間、安価な外材の大量使用が定着した結果、国内の林業は壊滅的とさえ表現される状況です。枝打ちや間伐など適切な管理が不十分のまま放置され、健全さを失いつつある森が増えています。森は、木を使い、育てるという「循環・連鎖」によって、恵み豊かな姿が維持されます。国産材を活用した製品開発を進めることで、森の循環を日常の消費行動とつないでいくことが重要だと考えています。

最優秀賞(1点):製品化検討、副賞 賞金30万円、製品化検討メーカーの代表的な製品1点
優秀賞(3点):製品化検討、副賞 賞金3万円、製品化検討メーカーの代表的な製品1点
奨励賞(若干名)※学生と30才未満を対象:副賞 飛騨の代表的な製品1点

応募資格

日本語か英語でのコミュニケーションが可能な方

※グループで応募する場合は代表者を立て、代表者名で応募すること
※応募数は限定しない

提出物

●プレゼンテーションシート
(A3横片面1枚)

【必須】

  • ・完成予想図(写真、CG、イラスト等)
  • ・説明文(200文字以内)

【任意】

  • ・想定メーカー、想定市場、想定上代、想定樹種、加工方法、三面図、詳細図、使用イメージ等

●応募用紙
(A4縦片面1枚)

応募方法欄よりダウンロード

募集期間

2016年6月1日(水)~2016年8月22日(月)必着

応募方法

※応募は締め切りました

提出先

〒110-0005
東京都台東区上野5丁目3-4-4F
飛騨の家具アワード 家具デザインコンテスト事務局(株式会社JDN内)

審査員

飛騨木工連合会に所属する以下の13社の代表者

  • 株式会社イバタインテリア
  • オークヴィレッジ株式会社
  • 柏木工株式会社
  • 株式会社柿下木材工業所
  • 有限会社雉子舎
  • 株式会社キタ二ジャパン
  • 株式会社木馬舎
  • 株式会社シラカワ
  • 日進木工株式会
  • 飛騨産業株式会社
  • 株式会社プラス・ワン
  • 木童工房株式会社
  • 有限会社仏壇工芸ほりお
外部アドバイザー
  • 川上元美(デザイナー)

    川上元美

    1940年生まれ。東京藝術大学大学院修了後、1966-69年ミラノのアンジェロ・マンジャロッティ建築設計事務所に勤務。1971年に川上デザインルームを設立、現在に至る。プロダクト、インテリア、環境デザインなどに従事、ヒューマンなものづくり、環境づくりを心がけている。また各地の地場産業や人材育成にも従事。毎日デザイン賞、グッドデザイン賞金賞、土木学会・田中賞、IF賞等受賞。東京藝術大学、多摩美術大学等の客員教授を歴任。

  • 林 千晶(ロフトワーク代表、飛騨の森でクマは踊る代表)

    林千晶

    早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。花王を経て、2000年にロフトワークを起業。Web、ビジネス、コミュニティ、空間など、手がけるデザインプロジェクトは年間550件を超える。クリエイターが登録サイト「loftwork.com」、デジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材に向き合うコワーキング施設「MTRL」を運営。MITメディアラボ 所長補佐、茨城県北芸術祭コミュニケーションディレクターなどを務める。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す官民共同事業体「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を岐阜県飛騨市に設立、代表取締役社長に就任。

  • 山崎 泰(JDN・登竜門 ブランドディレクター)

    山崎泰

    1969年、北海道室蘭生まれ、札幌育ち。北海道大学卒業、心理学専攻。デザインが好きで、空間デザイン最大手の丹青社に入社。1997年に社内ベンチャーとして「JDN」を始める。ゼロから顧客開発し事業成立の中心的な役割を担う。2011年より株式会社JDNの取締役。現在はブランドディレクターとして、コンテストのコンサルティング、取材・執筆、講演なども行う。JAPAN BRAND FESTIVALボードメンバー。

審査規準

1)木材の魅力・特徴が活かされているか

2)飛騨デザイン憲章に沿っているか

3)飛騨で作ることを想定しているか

4)将来の製品として可能性があるか

審査方法

一次審査) 各参加メーカー代表者それぞれにより、製品化を検討したい提出物を選抜

最終審査) 各参加メーカー代表者と外部アドバイザーにより、一次で選抜された製品化検討候補について討議し授賞候補を決定

※外部アドバイザーは一次審査を通過しなかった全提出物について確認し、必要に応じて各参加メーカーに推薦し最終審査対象とする

結果発表

2016年11月の予定

※授賞内定連絡は9月下旬の予定

権利

提出物の著作権は応募者帰属のまま

※製品化を進める際、その扱いについてはメーカーと個別に取り決め

諸注意
  • 提出物は、応募者自身のオリジナルで国内外未発表のもの、商品化されておらず、その予定がないものに限ります
  • 提出物は返却いたしません
  • 提出物を他の公募企画に提出することはできません
  • 提出物が第三者の有する著作権・肖像権・商標権・意匠権などの権利を侵害するおそれのある場合は、応募者の責任において必要な許可を得た上で、その旨を提出時に申し出てください
  • 提出物について第三者から権利侵害などの提訴、その他の争いが生じた場合、応募者ご自身の費用と責任において対応していただくものとし、主催者に対して、全ての損失、損害および合理的な弁護士費用を含む費用を補償し、損害を被らせないようにすることに同意いただきます
  • 提出物が、既発表のデザインと同一または酷似している場合、または第三者の知的財産権の侵害となる場合(応募後に侵害となった場合を含む)は授賞結果発表後であっても主催者の判断により授賞を取り消すことがあります
  • 反社会的勢力の活動を助長する行為が判明した場合、審査の対象外となります。授賞発表後に判明した場合であっても、授賞は催告無しに取り消されます。また、その場合に生ずる損害についての賠償は一切行われません
  • 募集要項に記載された事項以外について取り決める必要が生じた場合、主催者の判断により決定します。応募者がその内容に同意できない場合は応募を撤回できます。主催者は応募に要した一切の費用を負担いたしません
  • 主催者は提出物受領後、その管理と輸送について万全の注意を払いますが、天災、その他の不慮の事故に基づく破損・紛失については一切の責任を負いません
  • 未成年者が入賞した場合には別途、書面にて親権者の同意を確認させていただきます。また、親権者より同意が得られていなかった場合には授賞が取り消される場合がございます
  • 応募者は、審査の結果については、異議を主張することができないものとし、主催者は、その理由について一切開示義務を負いません
  • 当コンテストに係わる日程は主催者の都合により前後する場合があります
個人情報の取り扱い
  • 応募者の個人情報は、当コンテスト主催である飛騨木工連合会と運営協力する株式会社JDNが運営上の連絡、資料等の発送、入賞者への連絡および副賞送付、統計処理にのみ利用することといたします
  • 入賞者の個人情報は、当コンテストの運営上必要な場合において、同目的のために主催者およびその関連会社に開示される場合があります
主催

飛騨木工連合会

※この事業は、岐阜県地域活性化ファンド事業費の助成を受けています

実施協力

JDN登竜門

参加メーカー詳細
  • 株式会社イバタインテリア

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    株式会社イバタインテリア

    木を織り、木を活かす「ものづくり」

    「家具は、使ってもらって初めて価値が付きます。一人でも多くの方のお役に立てたら幸いです。」自然の恵みである木を大切にし、有効に生かすため、一本一本の木と向い合い曲げていく。イバタインテリアでは飛騨古川の地で培った匠の技を継承しつつ、最新技術も積極的に取り入れながら、日々家具作りを続けています。

  • オークヴィレッジ株式会社

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    オークヴィレッジ株式会社

    100年かけて育った木は100年使えるモノに

    国産無垢材を用い、伝統工法・天然塗料によるクラフト・家具から木造建築まで幅広く手掛け、健康と環境に配慮したモノ造りを実践しています。多様な樹種で奏でる木琴『森の合唱団』をはじめ玩具の数々はグッド・トイ賞を、またチェアの数々でもグッドデザイン賞を受賞。モノ造りと併行し広葉樹の森づくりも全国各地で積極的に行っています。

  • 柏木工株式会社

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    柏木工株式会社

    創業1943年より木の温もりに満ちあふれた無垢の家具を作り続けて、伝承の技と新しい感性で「木心地良い生活空間」を提案

    お客様に永くお使いいただくため、お部屋全体(家具・キッチン・室内ドア)をトータルでコーディネート。全ての商品は在庫を持たず、お客様のご注文をいただいてから制作します。お客様一人ひとりの希望に合わせた家具・ドアを作ることで、企業としてお客様の姿をはっきり意識することに繋がります。使われるお客様の姿を思い浮かべながら丁寧に1つずつ作っているのです。

  • 株式会社柿下木材工業所

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    株式会社柿下木材工業所

    LIGHTING PRODUCTS

    半世紀の間、木製による温もりと灯りの美しさの相乗効果により生まれる【心地よさ】を基調としたプロダクトを製造しています。木に寄り添って育まれてきた技をもって志し、照明としての“実”を持ちながら、どこか“華”のあるデザインされたプロダクトを中心に、飛騨高山から新しい明かりスタイルを発信しています。

  • 有限会社雉子舎

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    有限会社雉子舎

    木の美しさをカタチにする若手技術集団

    静かな森の中の家具工房雉子舎。木の色、形、木目など木の風合いを生かした家具は職人一人ひとりの手作り。原木の製材から始まり、木の持つ個性や美しさを最大限に引き出しています。また製品の塗装は、環境負荷を考えほとんどがオイル塗装。住宅などの空間デザインとの融合を見据え、デザイン性の高いものづくりをビジョンに掲げた若手技術集団です。

  • 株式会社キタ二ジャパン

    株式会社キタ二ジャパン

    職人による妥協のないモノづくり

    キタニでは北欧のデザイナーやその親族とパートナーシップを結び、現在本国においても製作されていない北欧名作家具をライセンス生産しています。北欧家具は、その美しさの中に厳選された素材と熟練した職人の技術が集結されています。私たちは銘品と呼ばれる家具はもちろん無名の家具からもデザインやモノ作りの源泉を探り、伝統あるクラフトマンシップを継承していきます。

  • 株式会社木馬舎

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    株式会社木馬舎

    デザイナー品質のものづくり

    家具作りを知り尽くし、自身も他社からデザインの依頼を受け活動する現役バリバリのデザイナーが率いる会社です。オリジナルデザインの商品も徐々に増えていますが、影で表で様々な物件のために特注家具をメインに製造しています。特に椅子作りにおいては業界内でも高い評価をいただき、感度の高さを見込まれて仕事はほとんどお任せ状態、その便利さからか嬉しいことに建築家、デザイナー、ショップから同業メーカーまで依頼が途切れることがありません! 是非、真実をその目で確かめにいらしてください(笑)

  • 株式会社シラカワ

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    株式会社シラカワ

    日本建築の美意識を家具で再現

    「図面よりも、まず〈モノづくり〉から始まります。デザイナーの心の内の意匠をいかに引き出すかが大事です。」丹精な表情に、研ぎ澄まされた技と斬新な感性が垣間見える「和蘇」シリーズなどを製作。100年を経てもモダンと云える家具を目指し、「先見・独創」を実行しています。

  • 日進木工株式会社

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    日進木工株式会社

    人が主役の快適な暮らしをサポート

    「やはりSIMPLE IS BEST。ただし、技術的裏付けが必要とされます。」人は家具としての椅子に何を求めるのだろうか。形・サイズ・色・材質・機能。そして忘れがちな重さと強度。軽くて頑丈な椅子こそ、一日中頻繁に動かす唯一の家具に求められる究極の姿。現在提案中の3.8kgの軽量椅子は、曲木や角ホゾ組などの技術を駆使し、隠れた部分に様々な工夫を施して完成を見ています。シンプルは見かけほど単純ではありません。

  • 飛騨産業株式会社

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    飛騨産業株式会社

    木と向き合い、木を活かす物づくり

    「飛騨の匠」の技術を今も脈々と受け継ぎながら、様々なデザイナーとのコラボレーションや、昭和の名作家具の復刻も行い、時代のニーズに合った商品を提供し続けています。また、杉材をはじめとする国産材を使用した家具の研究開発やこれまで廃材とされてきた木の節を活かした家具づくりなど環境に配慮したものづくりも積極的に行っています。

  • 株式会社プラス・ワン

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    株式会社プラス・ワン

    お客様のコンセプトを何より大切に物づくり

    画一的な量産品にはない、独創的な商品を得意とします。時代が、多様化と個性化へと増々シフトしている中、そのニーズが集約されている重要な商用空間や老人福祉施設などで、何が求められるかを察する感受性は重要です。常に人にやさしい快適空間づくりを目指し、県内外を問わず活躍中です。

  • 木童工房株式会社

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    木童工房株式会社

    家具は文化的な生活をするための補助道具

    元来、職人はデザイナーであり作り手でもありました。その基本的な職人の姿を目指して家具を作っております。小物から大型家具まで多世代に渡って使い継がれていき、やがてアンティークとして残る家具…。それが私どもの理想です。

  • 有限会社仏壇工芸ほりお

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    有限会社仏壇工芸ほりお

    技の粋を集めた「高山仏壇」

    県下屈指の仏壇製造直売店創業明治42年、伝統ある高山仏壇三方開から、コンパクト仏壇まで、ユーザーの希望に適う商品を提供しています。扉をスライド開きにして省スペース化を実現したもの(実用新案品)や、摺り漆で仕上げた「工芸仏壇」も好評をいただいています。また、飛騨の伝統工芸の春慶塗で仕上げた春慶仏壇を開発し、伝統と現代ニーズの融合を図り、伝統を重んじながらご先祖様への想いを一番に考え、心を込めて作っています。