連載

コンテストやデザイン・アートに関わることを、ゆるりと更新します

コンテスト運営で役立つExcel小技集② ~ファンクションキーを使った入力作業の時短テクニック~

コンテスト運営において知っておくと便利なExcelの小技をご紹介するシリーズ。
第二弾は「ファンクションキー」です。

「何に使うのだろう…?」と思われがちなファンクションキーですが、Excelの入力や編集の際にも使えます。特にF2とF6~F10は、Excel利用中に大活躍します。

※こちらでご紹介するのはWindowsユーザー向けとなっております。また、PCの仕様やマイクロソフトオフィスのバージョンによっては対応していない可能性もありますのであらかじめご了承ください。
※Googleスプレッドシート上では効かない可能性がありますのでご注意ください。
※キーボードの仕様によってはファンクションキーを使うためには他のキーを押す必要があるかもしれませんので、ご確認ください。

一発変換

まず、F6~F10は下記のように変換できます。

F6:ひらがなに変換
F7:全角カタカナに変換
F8:半角カタカナに変換
F9:全角英数に変換
F10:半角英数に変換

特に、F10は「半角/全角キー」を押し忘れて全角のまま英語を入力してしまった場合に、F10キーを押せば半角英数に一発変換できます。

半角アルファベットで「contest」と英語を入力しようとしたが、全角入力モードだったのでひらがなで「こんて」、アルファベットで「st」とい表記で出てしまった

ファンクション10のキーを押すと半角に変換される!

 

ダブルクリックの代わりにF2キー

次にF2キーについてです。
F2キーはダブルクリックの役割をします。

セルに入力した文字を修正したい時、F2キーでセルの中に入ることができます。
キーボードから手を離してマウスでダブルクリックするよりも、入力のストロークが削減できます。ほんの少しのことですが、なるべくキーボード操作で入力を完結できた方が作業の時短になります。

そしてもう一つ、F2キーで計算の対象になっているセルの範囲を確認できます。

どうしても計算が合わなかったり、集計元の値がどれかを確認するときに、一目でわかります。

3+2+1+1の自動計算の結果が「4」と表示されていて、明らかに計算が合っていないなぁ…

合計を計算するSUM関数が入っているセルでファンクション2キーを押すと、計算範囲に色がつくので、計算対象の範囲を確認できる。計算が合わないのは、一番上のセルが計算に入っていないのが原因だった!

 

リネーム(ファイル名・フォルダ名の変更)

F2キーはExcel作業以外にも、Windows上でファイル名・フォルダ名を変更したい時にも使えます。名前を変更したいファイルやフォルダを選択し、F2キーを押すだけです。

リネームしたいファイルやフォルダを選んでファンクション2キーを押すと、名前を編集できる状態になる

右クリックで「名前の変更」を選ぶよりも簡単で速いので、ぜひ試してみてください。

今回ご紹介した小技は、コンテストの応募受付一覧や集計レポートを作成する際にも使っています。
すでにコンテストを開催・運営されている方でも「もう少し効率化できないかな?」というご相談もお待ちしております