“生活”しながら小説家デビューの道が拓ける「暮らしの小説大賞」 [PR]

“生活”しながら小説家デビューの道が拓ける「暮らしの小説大賞」
誰もが気軽にはじめられて、いつか自分の、そして誰かの人生を変えてしまう ― 産業編集センターが主催する「暮らしの小説大賞」は、そんな可能性を持つ文学賞だ。コンセプトは「生活の、もっと身近に小説を」。ジャンルや執筆経験の制約がなく、第5回からはテーマも自由で“とにかくおもしろい小説”を募集している。大賞には100万円が贈られるとともに、作品が書籍となって出版されるため、誰にでも作家デビューの道が拓ける。第5回では応募作品総数が過去最高の739作品にのぼった。

今回の特集ではこの賞の魅力を、第5回大賞を受賞したばかりの嘉山直晃さんと、第1回大賞を受賞後に小説家として活躍する髙森美由紀さんの言葉から探る。

会社員が作家へ、1枚のポスターが人生を変える

6月22日、東京都内の産業編集センター本社で第5回「暮しの小説大賞」の授賞式が行われた。大賞に輝いたのは嘉山さんの「浜辺の死神」。33歳の嘉山さんは、会社員として働くかたわら執筆し、受賞にいたった。

嘉山さんは応募時のことを思い出しながら、秋頃に予定されている書籍化への期待をこう語ってくれた。

暮らしの小説大賞 第5回の大賞受賞者 嘉山直晃さん写真

嘉山直晃(かやま なおあき):1985年生まれ。法政大学を卒業、フィットネスインストラクターを経て、現在は会社員として運動指導者の育成にあたる。後ろは今回(第6回)の告知ポスター

「忙しすぎる毎日の中、ふと地下鉄の駅で目に留まった1枚のポスター。そのポスターが、何ヵ月か後に嬉しい知らせを運んでくるとは、夢にも思っていませんでした。私の作品もふと誰かの目に留まり、やがてその方の人生の一部となることがあるかもしれません。そう思うと嬉しいような恥ずかしいような、不思議な気持ちになります」

生活しながら小説家として活躍する、第1回受賞者の今

受賞をきっかけに作家デビューを果たし、活躍している方の一人が、第1回で大賞を受賞した髙森美由紀さんだ。彼女は青森県内の図書館に勤めながら小説家として活躍している。2018年8月には、同社から6冊目となる小説「ペットシッターちいさなあしあと」を出版する。わたしたちは髙森さんに、応募に至るまでのことや作家活動の展望についてうかがった。

髙森美由紀さんと著書「ジャパン・ディグニティ」

写真左:髙森美由紀(たかもり みゆき) 1980年生まれ。2014年に「ジャパン・ディグニティ」で第1回暮らしの小説大賞を、2017年に「花木荘のひとびと」でノベル大賞(集英社)を受賞。他著書に「おひさまジャム果風堂」「お手がみください」「みさと町立図書館分館」「みとりし」(すべて産業編集センター)がある。(写真は第1回暮らしの小説大賞 授賞式の様子) 写真右:出版された髙森さんの受賞作「ジャパン・ディグニティ」

― 文章を書き始めたきっかけは、どのようなものですか?

派遣社員として図書館に配属され、そこで出会った数多くの素敵な小説に励まされたことがきっかけです。私も誰かを元気づけられたらいいなあと思い、書き始めました。

― 受賞後、生活の中で変わったことはありましたか?

周囲の方たちから「(受賞を知って)元気になったよ」と、笑顔を向けられることが嬉しかったです。誰かを元気にしたくて書いたものですが、私のほうが周りから元気をもらいました。

受賞をきっかけに、職場と自宅の往復だけではお会いできないような方々とご縁をいただけて、世界が広がりました。また、ラジオや講演などでお話しする貴重な体験もさせてもらえました。

そんな中で、改めて自分の生活を見つめることができ、これからの生活に対する意識が変わりました。会社勤めだけが全てだった時に抱いていた強い閉塞感が取っ払われ、自由を感じられたことは私にとって大きな意識の転換でした。

― 受賞から4年、制作スタイルの面で変わったことはありますか?

制作活動そのものはデビュー当時から変わっていません。派遣社員として働きながら、自分のペースで穏やかに書き続けています。

髙森さんの制作現場

髙森さんの制作現場。愛用のPCで原稿を書いたあと、印刷して切ったり貼ったりと、アナログ作業で推敲するとのこと。休日に加え、平日の夜や早朝にこの机に向かって執筆している

ただ、受賞作を本にする段階で初めて取材という経験をし、作品への取り組み方の勉強になりました。それ以降も作品によっては取材をして書いています。

また、何気ない会話からも物語の筋を考えようとすることが増えました。あまり興味のないことにも注意を向けたり、おもしろいことはないかなと探したり。落ち込むようなことが起きても、そこから「これ使えるんじゃないか」とヒントを得ようとするのが、一つの習慣になりました。

忘れっぽいので、手近な紙にメモを取るようにもなりました。最近は、その切れっぱしメモをクッキーの缶に無造作に突っ込んで保管しています。いつ書いたとも知れないメモ同士がごちゃ混ぜになっていると、たまに缶の中で物語になっていることもあり、おもしろいです。

― これからの作家としての展望をお聞かせください

 髙森さんの家の近所にある散歩道

髙森さん宅の近くにある散歩道。髙森さんの地元・青森では、桜が満開になるのは4月下旬とのことだ。日々を暮らしながら、仕事も作家活動も続けている

今後も、これまでと変わらず人の暮らしや人間関係、心模様を描いていきたいです。読んでくださる方の気持ちにもっと寄り添い、気が楽になったり、元気になってもらえたりするようなものを書けるように努力していきたいです。

応募しない理由がない!第6回作品募集中

「暮らしの小説大賞」は、第6回の募集がはじまっている。髙森さんは、応募を考えている方にこう語りかける。

「この賞はとても間口の広い、大らかな賞だと思います。応募もWebサイトからできるので挑戦しやすく、私には応募しない理由がありませんでした。賞とご自身の作風が合っているかどうか、不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、難しく考えずにぽちっと送信ボタンを押してみてください。人生、何が起こるか分かりません。ひょっとしたら近い将来、あなたの本が書店に並んでいるかもしれませんよ」

今回も募集テーマは自由。日々を暮らす誰かが「この小説と出会えてよかった!」と思うような、心ゆさぶるエンタテイメント小説を書いてみないか。

第6回「暮らしの小説大賞」

締切
2018年10月31日 (水)
※作品提出・応募締切、必着


大賞 賞金100万円、単行本として出版

募集内容
心をゆさぶるエンタテインメント小説
※テーマ、ジャンル不問(ノンフィクションは不可)

「暮らしの小説大賞」公式ホームページ
https://www.shc.co.jp/book/kurashi/

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