結果発表
2021/08/23 10:00

第6回 わぉ!な生きものフォトコンテスト

応募作品数:1112点
受賞作品数:7点(佳作を除く)
主催:ソニー株式会社、公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

わぉ!グランプリ

きみもビックリ ぼくもビックリ
Ira
きみもビックリ ぼくもビックリ
エピソード
みかんの木にいたアゲハの幼虫。初めて目にした芋虫に大喜び、大感激の息子。二人を撮ってあげたいなとスマホを向けた瞬間、臭角が飛び出ました。カメラロールには、それぞれに驚く姿がありました。
審査コメント
生物多様性と言うと、私たちはどうしてもジャングルやサンゴ礁のような特別な環境を思い浮かべがちです。もちろんこれらの自然も大切ですが、実は身近にもさまざまな生きものがいます。みかんの木にアゲハの幼虫を見つけ、顔を近づけて良く見ようとした瞬間に、警戒して出した臭角。幼虫もびっくり、お子さんもびっくり。二つの感情が出会った瞬間を見事にとらえています。多様性は、知識と同時に、このように気持ちが「動く」ときにこそ学ぶことができるのではないでしょうか。かけがえのない思い出。幼虫の表情とお子さんの表情が響き合う、奇跡の一枚です。(茂木健一郎)

わぉ!博士賞

本物はどっち?
Jo
本物はどっち?
エピソード
毎年、春頃に友人と登る山にひっそり佇む池で、今年もカメに出会いました。カメが岩に向かって泳いでいたので、写真を撮ろうとしたら、その瞬間、カメが水面から顔を出し、カメの顔が水面に反射した「わぉ!」な写真が偶然撮れました。友人と一緒にこの写真を見て、なぜか大笑いをし、この日も楽しい思い出ができました。
審査コメント
なんとも幻想的な写真であるぞ。撮影した時の周りの静けさが画面を伝わってくるようじゃ。クサガメがゆっくり泳いできて、ふと頭をゆっくりあげた瞬間、撮影者に気づいて動きが止まったのじゃろう。水面の反射が波で揺れていないのが何よりの証拠じゃ。大きな声で手を広げながら「わぉ!」と言ってしまうような写真もおもしろいが、こんなふうにゆっくり小声で「わぉ!」と言いたくなる写真もステキじゃ! 毎年お友達と登る山で、毎年出会うカメ。そんな中にも驚きが待っているとは、やっぱり自然ってすばらしいのう!(わぉ!博士)
練馬怪談 唐傘お化け!?
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練馬怪談 唐傘お化け!?
エピソード
2020年の春、近所の川(東京都練馬区白子川)沿いの桜を、密を避けるべく夜な夜な見に出かけた時のこと。淡いピンクの桜の花に交じって、何やら白いふわぁーっとしたものが見え、もしやお化け!?と一瞬背筋が凍ったのですが、よく見るとなんとそれは桜の枝の上で眠るコサギでした。コサギってこんな風に寝るんですね! わぉな発見でした。
審査コメント
夜桜見物に行ったらお化けに遭遇! くわばらくわばら。わしじゃったら腰を抜かしておったぞ。しかし正体がわかってよく見てみれば、なかなか風流なもんじゃ。桜色を背景に、純白のレースをまとったコサギの柔らかいシルエットに見とれてしまいそうじゃ。それにしてもコサギはいつもここをねぐらにしているのかな? サギというと山裾の林などに群れてねぐらをとるイメージが強いから、ちょっと意外じゃ。このコサギは花見酒を飲みすぎてウトウトしとるのか? そんなわしみたいなことはせんじゃろうな(笑)。(わぉ!博士)

わこちゃん・おっくん賞

定員オーバー
ハタユカ
定員オーバー
エピソード
稲刈りの季節、交通違反の取締も強化されます。軽トラックの定員は2名ですが、これは人ではないのでOKなのかな。
審査コメント
みんな仲良く並んでいるようで、よく見ると、あっちを向いたり、こっちを向いたり。稲刈りを眺めながら、今年のお米のできについて、にぎやかに話している声が聞こえてくるようだわ。(わこちゃん)
ゴールキーパー
たいちか
ゴールキーパー
エピソード
学校のグラウンドでカマキリを発見しました。少し肌寒くなってきたのにも関わらず、勇敢にゴールを守ってくれているように感じました。
審査コメント
夕日に浮かび上がるゴールキーパーの腕には、頼りがいのあるがっしりしたカマ。こんな一瞬を見つけちゃったら、学校の帰り道、心があったかくなるよね。(おっくん)
クギノコ?
吉川 航
クギノコ?
エピソード
誰にも使われていないベンチ。ペンキもはげちょろけ、釘がとびでて曲がっている…。ありゃ? 釘じゃないっ、おぬしらは何者じゃあっ! …と思って触れてみたらキノコでした。釘に見えるキノコ…。人工物と自然の生き物が融合したような一枚でした。
審査コメント
気付かずにうっかり座ったら「あいたたた」って飛び上がりそうな、見事な釘ね。使われなくなったベンチも、キノコと一緒にゆっくり自然に還ろうとしているのね。(わこちゃん)
二の腕?フォーク?
平石善洋
二の腕?フォーク?
エピソード
初めて行った諏訪山公園(神戸市)、こどもと広場で遊んでいたら何これ!?と目を疑いたくなる木を発見して思わず写真を撮りました! 1本の木からなんと4本も木が枝分かれしてまっすぐ伸びていました。二の腕にも見えるし、フォークにも見えます。木の生命力にも驚かされましたが、木の形としても「わぁ!」と驚かされました。
審査コメント
なんて迫力! 太陽の日差しをスポットライトのように受けながら、すっくと立っている力強さにあこがれちゃうなぁ。こんな木と顔なじみになれば、散歩も楽しくなるね。(おっくん)
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