最優秀賞
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氏名 渡部 高弘
デザイン主旨 太陽が昇るあるいは沈むその少し前、青色に包まれた世界の中で一番明るく輝く星、それが金星である。
モニュメントはその金星のわずかな輝きを造形的に焼き付け、神戸の街並を一望できる爽快な立地と調和し共鳴するような軽快でリズミカルなデザインにした。
また、金星が愛の神ヴィーナスを象徴するようにモニュメントを構成する2対の構造フレーム(図中の赤と青のスチール材)は、訪れた男女の絆をも象徴している。
従来のモニュメント作品にありがちな自己完結性を目指すのではなく、鍵をつけるといった行為をも作品として拡張できるよう『場』としてのモニュメントであってほしいという考えから、このモニュメントは内部空間をもつシェルター的なのとして計画した。
訪れた恋人達が錠を取り付けることによって互いに愛を誓うつかの間の休息の場で・・。