タイトル |
[ PEP — 点滴してくれるロボット — ] |
作者名 |
山川水輝 |
コメント |
「ロボット」とは単にヒューマノイドのみを指すのではなく、「情報を自己で判断し、それに基づいて臨機応変に実行する機器」だと考える。今回、病院で使用する点滴ロボットを提案する。日々点滴を打って過ごさなければならない患者にとって、日々の点滴は何度も同じ血管に針を抜き差しするためリスクが大きい。何よりガラガラと引きずるスタンドタイプは煩わしい。このロボットは肩に乗せて使用する為、患者はより自由になる。肩に乗せると超音波で血管をセンサリングし、超極細の針(現在、外径0.2mmの針が開発されている)を複数本使用し分散して点滴注射を行う。主に鎖骨下静脈への注射を想定しているが、このとき蓄積してあるその患者のデータと照らし合わせ、以前とは別の部分に注射するよう判断する。電子カルテと情報共有すると共に、患者の体調をリアルタイムに診断しながら、内部のモーターでその患者にふさわしいよう点滴のスピードを制御する。
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