タイトル |
[ Afghan Diaries No.19 ] |
作者名 |
山頭範之さん |
アピールポイント |
このような賞を頂き大変うれしく思います。なお一層精進いたします。 おんぼろバスは標高3000メートルの峠を息を切らせながら越え、砂漠の一本道を砂塵を巻き上げながら夕日に向かってのろのろと進む。 隣国パキスタンのイスラマバードから出発して4日、人々は帰ってきたのだ。25年前、彼らは村を捨てた。 砂漠を横ぎりヒンズーククシを超え40日間の放浪の末パキスタンへとたどり着いた。そこで長い難民生活を送ることになる。 ある日の夕暮れ。アフガニスタン、ホラ・サン村。 男たちは土をこねて家を建てる。女たちは釜でナンを焼く。子供たちはシャボン玉を追っていた。
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