CLT DESIGN AWARD 2024
- 設計コンテスト -

2015年から始まったCLTコンテストは、
CLTの可能性を最大限に引き出す具体的な設計提案を期待して、
2022年度から「CLT DESIGN AWARD ‐設計コンテスト‐」と名称を変更し、
よりクリエイティブなコンテストとして進化しました。
本コンテストでは、創造性に富み、環境に配慮した実現可能なCLT建築物の設計提案を募集します。
コンテストを通じて、CLTの普及やCLTを利用した工法等の新たな技術開発を促進し、
都市の更なる木造・木質化と持続可能な建築の推進を目指します。

おしらせ

OVERVIEW
コンテスト概要

募集内容

募集テーマ
地域の交流場となる図書館

「地域の交流場となる図書館」は、単なる書籍の収蔵場所を超え、地域社会の中心としての役割を果たす場所です。児童から高齢者まで、誰もが利用しやすく、人々が気軽に立ち寄りたくなる空間であり、書籍に加えて、電子書籍やデジタルアーカイブを活用した多様な情報アクセス手段を提供し、創造的なプログラムやコンテンツを通じて、訪問者が自己表現を楽しめる環境を提供します。また、地域の文化を育み、地域住民の絆を深める場として機能する場所です。
これらの要素を持つ図書館を、CLT(クロス・ラミネイティッド・ティンバー)を活用した低層建築で設計してください。人々が自由に集い、交流しながらも、それぞれのウェルビーイングを高めるような環境を築くことができる、図書館の新しい姿を描き出す革新的な設計提案を募集します。

地域の交流場となる図書館

課題

課題
  • 建設地に関しては、実在する図書館を想定し、地図や写真などで具体的に明示して、当該地域の関係法令等に適合した提案としてください。
  • 材料調達方法を想定して計画し、設計をしてください。
  • 建物のメンテナンス方法を提案に含めてください。
  • 環境配慮に関しては、施工時や建物の省エネルギー化、低炭素化、創エネルギー等を意識し、作品内に示してください。
  • 工法・構造に関しては、鉄筋コンクリートや鉄骨、CLT以外の木質材料など、他の材料・工法と組み合わせてCLTを部分的に利用する提案も広く受け付けます。構造、意匠、設備、性能(防耐火、遮音、温熱、耐久性、施工等)上、解決すべき様々な課題があります。これらの課題に対する提案を含んだ内容としてください。また、告示を超えた大臣認定等を想定した提案の場合は、その意図が分かるよう表現してください。
  • SDGs(持続可能な開発目標)の17項目のうち、特にCLTの活用と関連が深いのは、11「住み続けられるまちづくりを」、12「つくる責任つかう責任」13「気候変動に具体的な対策を」、15「陸の豊かさも守ろう」等です。

審査基準

本コンテストの趣旨を踏まえ、以下の項目を考慮して審査します。

  • 技術的課題に対する具体的かつ効果的な提案が含まれているもの
  • CLTが使われている理由が明確かつ普及効果があるもの
  • 国内林業・木材産業の振興に資するもの
  • CLTを使用した工法の新たな技術開発に資するもの
  • 建物の建設および使用等における環境配慮がされているもの

審査方法

審査委員の合議により各賞を選定します。

賞・副賞

農林水産大臣賞

1点
(副賞:賞金50万円)

国土交通大臣賞

1点
(副賞:賞金50万円)

環境大臣賞

1点
(副賞:賞金50万円)

日本CLT協会賞

1点程度

応募期間・
スケジュール

応募期間

2024年9月2日(月)
2024年12月2日(月)
23:59必着

スケジュール

1

応募作品締切

2024年12月2日(月)23:59必着

2

審査会

2025年1月下旬

3

結果発表

2025年3月7日(金)

  • 入賞者は、2025年3月7日に東京都内にて開催予定の表彰式にご出席いただきます。
  • 表彰式参加のための交通費は事務局にて負担いたします。
  • 表彰式の日程は変更となる場合がございます。

JUDGES
審査委員

三井所 清典

三井所 清典
芝浦工業大学 名誉教授

【略歴】
1939年 佐賀県生まれ
1968年 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 博士課程修了、芝浦工業大学・講師
1970年 (株)アルセッド建築研究所を設立
1982年 芝浦工業大学 教授
2006年 芝浦工業大学 名誉教授
2012年 公益社団法人日本建築士連合会 会長
2020年 公益社団法人日本建築士連合会 名誉会長
【主な著書】
『日本の風土と木造住宅 木材と木造住宅Q&A108』(丸善)
「生業の生態系の保全ーその建築思想と実践」(建築資料研究社)
審査
委員長
腰原 幹雄

腰原 幹雄
東京大学生産技術研究所 教授
NPO法人team Timberize 理事

【略歴】
1968年 千葉県生まれ
1992年 東京大学工学部建築学科卒業
2001年 東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)
構造設計集団<SDG> 東京大学大学院助手、生産技術研究所准教授
2012年 東京大学生産技術研究所・教授、NPO team Timberize理事
【主な著書】

「都市木造のヴィジョンと技術」(オーム社)
「感覚と電卓でつくる現代木造住宅ガイド」(彰国社)

構造設計に、下馬の集合住宅、幕張メッセペデストリアンブリッジ、八幡浜市立日土小学校耐震改修、油津運河夢見橋、金沢エムビルなど。構造の視点からさまざまな材料の可能性を追求中。

審査委員
安井 昇

安井 昇
桜設計集団一級建築士事務所 代表
NPO法人team Timberize 理事長

【略歴】
1968年 京都市生まれ
東京理科大学大学院(修士)、積水ハウスを経て、1999年桜設計集団一級建築士事務所設立。木造建築の設計および、木造防耐火に関する研究、技術開発、コンサルティングを行う。
2004年 早稲田大学にて博士(工学)取得
2007年 日本建築学会奨励賞(論文)受賞

現在、桜設計集団一級建築士事務所代表、早稲田大学理工学研究所招聘研究員、NPO法人team Timberize理事長など。専門は、木造設計・木造防耐火。

審査委員
原田 真宏

原田 真宏
芝浦工業大学建築学部 教授

【略歴】
1973年 静岡県生まれ
1997年 芝浦工業大学大学院建設工学専攻修了
1997-2000年 隈研吾建築都市設計事務所
2001-2002年 文化庁芸術家海外派遣研修員制度を受け、ホセ・アントニオ&エリアス・トレースアーキテクツ(バルセロナに所属)
2003年 磯崎新アトリエ
2004年 原田麻魚と共に MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO 設立
2008年 芝浦工業大学 准教授
2016年 芝浦工業大学 教授
審査委員
石川 敦子

石川 敦子
国立研究開発法人 森林研究・整備機構
森林総合研究所 木材改質研究領域 領域長

【略歴】
1968年 東京都生まれ
1992年 東京農工大学農学部卒業
1997年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了、博士(農学)
1997年~ 森林総合研究所

日本木材学会理事、NPO法人 才の木理事など。
木材の性質、経年変化、塗装、利用など幅広く研究。

審査委員
長澤 悟

長澤 悟
東洋大学 名誉教授
教育環境研究所 所長
国立教育政策研究所 客員研究員

【略歴】
1948年 神奈川県横須賀市生まれ
1973年 東京大学工学部建築学科卒業
1978年 東京大学大学院博士課程修了、工学博士
1987年 日本大学工学部 専任講師、助教授、教授
1999年 東洋大学工学部、理工学部 教授(~2014年)
【主な受賞歴】
2023年 JIA東北建築大賞
2022年 木の建築フォラム・日本建築士会連合会 木の建築賞(陸前高田市立気仙小学校)
2000年 日本建築学会賞[業績](福島県三春町の一連の学校計画)
1991年 日本建築学会賞[作品](浪合学校)
【主な著書】

「木の学校づくり その構想からメンテナンスまで(改訂版)」、文部科学省、2019
「スクール・リボリューション 個性を育む学校」、彰国社、2001
「やればできる学校革命」、日本評論社、1998

特別
審査委員

REQUIREMENT
応募要項

応募資格

  • 設計の実務経験者、建築を学ぶ学生(大学生、専門学校生、高校生等)。
  • 個人での応募のほか、企業・団体・グループ単位での応募も可能です。
  • CLT設計の実績の有無は問いません。
  • 年齢や性別等の制限はありません。

応募方法

応募フォームより、必要事項をご入力の上、作品をアップロードしていただきご応募ください。
※応募フォームは当ページ内下部の【応募する】ボタンから遷移できます。
※作品のご応募は当サイトのみで受付します。郵送でのご応募は受け付けておりません。

応募書類

応募書類は、以下の仕様としてください。

  • A2サイズ(420×594mm)横使い
  • 枚数:2枚以内
  • ファイル形式:PDF形式
  • ファイルサイズ:1枚1MB以上10MB以下
  • 図面、パース、ドローイング、CG、模型写真など表現方法や書式は自由

応募点数

応募者単位(応募者1名もしくは1グループ)につき1点。

注意事項

  • 応募作品の中には、応募者が特定 できる記載(個人・団体名等)はしないでください。
  • 応募作品は天地が逆にならないよう応募してください。
  • 応募データには作品以外のものが一緒に入らないようしてください。
  • 応募作品内の本文は、原則日本語としてください。
  • 応募作品が2枚に及ぶ場合、1つにまとめず、別ファイルでアップロードしてください。

応募にあたり

  • 応募作品は、応募者自作のもので国内外のコンテストにおいて受賞歴のない作品とします。ただし、過去に受賞歴のある自身の作品をもとに新たにCLTを活用した作品を制作した場合、当該受賞作品も併せて提出することで応募を受け付けます。
  • 応募作品の制作および送付・移動における費用はすべて応募者がご負担ください。
  • 主催者は提出物受理後、応募作品の管理について万全の注意を払いますが、天災、その他不慮の事故・破損・紛失については一切の責任を負いません。
  • 提出された作品および資料は返却いたしません。
  • 作品の受付および審査において、応募者に問い合わせすることがあります。
  • 公序良俗その他法令の定めに反するもの、誹謗中傷を含むもの、著作権その他第三者の権利を侵害しているもの、本実施要領に反しているものについては、審査の対象外となります。また、受賞発表後であっても、これらの条件や応募規定に反していることが判明した場合、受賞を取り消します。なお、その場合に生ずる損害について賠償は一切おこないません。また、受賞取り消しにあたっては、応募者名や所属名を公表する場合があるほか、今後、主催者が実施する事業等への参加を認めない場合があります。
  • 応募作品の意匠、特許、実用新案、商標、著作権などに関する全ての知的財産権は応募者に帰属します。そのためこれを保護する責任は応募者本人となりますので、応募の際は応募者が自ら必要に応じて権利保護等の措置を講じてください。応募作品につき著作権等の侵害による争議が生じた場合、主催者は一切の責任を負いません。
  • ただし入賞作品について、作品の意匠登録を行う場合は主催者側で意匠登録出願費用を負担いたします(手続きの代行は主催者側で行いませんが、意匠登録出願費用を負担します)。
  • 主催者は、応募作品を展示会やウェブサイト、プレスリリースその他各種媒体で使用することができます。この際併せて、「応募時における、応募者および応募者の所属、氏名、年齢、住所(都道府県名に限る)等」につき、公表する場合があります。

個人情報の
取り扱いについて

  • 本コンテスト応募者の個人情報は、本コンテストの審査・結果発表や本コンテストに関する確認事項の連絡の目的で使用します。
  • 本コンテスト応募者の氏名などは、主催者が発行する広告、出版物、ホームページ、イベントの展示などに使用することがあります。
  • 上記目的のほか、ご本人の同意を得た範囲内で利用させていただく場合があります。
  • 本コンテスト応募者の個人情報は、ご本人の同意なく利用目的達成に必要な範囲以外の利用および第三者への開示・提供はいたしません。 ただし、法律のもと正当に請求された場合はこの限りではありません。

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作品応募受付を締め切りました

一般社団法人 日本CLT協会
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町3-9-10
茅場町ブロードスクエア2階
TEL:03-5801-9883
MAIL:compe@clta.jp
応募作品の登録方法についての
お問い合わせ先

事務局:株式会社JDN
MAIL:clt-award-2024@japandesign.ne.jp

本コンテストは、「令和6年度森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策補助金等(建築用木材供給・利用強化対策のうちCLT・LVL等の建築物への利用環境整備事業のうちCLT・LVL等を活用した建築物の低コスト化の推進のうちCLT・LVL等の建築物への普及・拡大のうちCLT建築物等の設計者等育成)事業」の一環として実施します。

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