六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013

募 集 終 了

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選考対象作品数:54点
入賞作品数:3点
主催:六甲山観光株式会社

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グランプリ

汗王
「汗王」

若木くるみ

身体を使ったパフォーマンス作品を発表し、アスリートとしても長距離マラソンやトレイルランニングに参加する若木氏は、身体の限界に挑み続け、その姿は鑑賞者の度肝を抜き、常に驚きと笑いを与えた。
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013 六甲ミーツ・アート大賞 グランプリ」を受賞した「汗王」はアーティストと鑑賞者がコミュニケーションをとる、参加型の作品である。
若木氏は会期中、毎日、六甲山カンツリーハウスの園内にひっそりと佇むガラス室の中に滞在。
そこには両面に顔が描かれた風船が大量に吊るされている。その奇妙な空間の中をひたすら走り続ける若木氏は鑑賞者が訪れると、お互いの顔を風船に描きあう。そして風船は“アーティスト”である作家の分身として、来場者に連れ出され、山上を巡る。

準グランプリ

そらのしらべ
「そらのしらべ」

MATHRAX(久世祥三、坂本茉里子)

「アーティストとデザイナーのためのエンジニア」として活動する久世祥三と、グラフィックデザインやサウンドインスタレーションを行う坂本茉里子で結成したユニット「MATHRAX」。
「そらのしらべ」は「自然体感展望台 六甲枝垂れ」の内部にある「風室」という部屋のベンチ(肘掛け部分)に設置された鳥の彫刻を触ることで、不思議な音が風室内に反響する体験型のサウンドインスタレーションだ。この場所に訪れた人々が彫刻に触れ、その時々で様々なハーモニーをつくりだす。またサウンドは、六甲オルゴールミュージアム所蔵のオルゴールの音をサンプリングし、その音を生成したものである。

奨励賞

がっかりトリプル
「がっかりトリプル」

現代美術二等兵(籠谷シェーン、ふじわらかつひと)

京都市立芸術大学彫刻専攻の同級生である、籠谷シェーンとふじわらかつひとが「駄美術」を標榜するアートユニット「現代美術二等兵」。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」では日本人観光客をがっかりさせる「世界三大がっかり名所」として知られる、「シンガポールのマーライオン」、「ブリュッセルの小便小僧」、「コペンハーゲンの人魚姫像」をモチーフに取り上げ、名誉挽回のためにそれらを合体しパワーアップさせた作品を六甲オルゴールミュージアムの正面ゲートの池の中に展示した。