結果発表
2017/04/12 10:00

第4回 都市・まちづくりコンクール in 大阪《学生限定》

応募作品数:68点
受賞作品数:8点
主催:総合資格学院、都市・まちづくり実行委員会
※ここでは、最優秀賞・優秀賞をご紹介します

最優秀賞

都市型下町 ─ 新都市大阪福島における最小限型多拠点居住を可能にするライフスタイルの提案 ─
中原比香莉、古久保有香
都市型下町 ─ 新都市大阪福島における最小限型多拠点居住を可能にするライフスタイルの提案 ─
作品コメント
計画地は大阪市福島区のJR福島駅前。近年都市化が著しく福島に多く残る古民家が高層建築に埋もれる状態となっている。下町風景と都市風景が不調和に存在し、住民の関係も希薄な状態である。そこで居酒屋が8割を占めるこのエリアを敷地とし、「食」と「暮らし」を紡ぎながら都市化されつつある福島における新しいライフスタイルの提案をする。住民や福島を訪れる多くの人の拠り所について考えられた作品。

優秀賞

STATION×CAMPUS ─ 建築のための建築 ─
越智 誠(神戸大学)
STATION×CAMPUS ─ 建築のための建築 ─
作品コメント
阪急六甲駅とその隣接する敷地に、駅と神戸大学建築学科が混在する複合施設を計画する。建築学生のためだけではなく、地域住民や駅を利用する人々のためにもなる公共空間として設計する。待合室はギャラリーになり、エキナカには木工室や図書スペースが入る。講義の行われるホールは市民ホールとしても解放され、モックアップ室は展示場へと変化する。駅と大学の双方の施設になかった新たな空間、拠り所を生み出す。
守りひらく廻廊
林 孝之(九州大学大学院)
守りひらく廻廊
作品コメント
西洋の広場と違い、日本はかつて単体での公共な場所は存在せず、道や河原、原っぱや境内などが、時に公的な場として変化してきた。しかし近代以降、寺社とその他のエリアを区切ることが優先されたことで、パブリックな場へ変化しづらくなっている。本提案はその一つである境内に着目し、境内を公的な場に変容できる仕掛けつくりを行う。都市の「裏」と化した寺社境内を保持しつつ、人々を境内へ再度誘う廻廊を提案した。