結果発表
2017/06/02 17:00

サンスター文具 第22回 文房具アイデアコンテスト

応募作品数:4068点(一般部門:2400点/ジュニア部門:1668点)
受賞作品数:22点(一般部門:12点/ジュニア部門:10点)
主催:サンスター文具株式会社
※ここでは、グランプリ・優秀賞をご紹介します
一般部門

グランプリ

Orgel On
金 宰貞、鄭 晙溶
Orgel On
作品コメント
視覚障がいのある人も使用可能な巻尺です。オルゴールはシリンダーにかかった突起と金属片が合わさり、音が発生します。目盛り1cmあたりに1個ずつ点字があり、10cmでは10個の音となり、1つのメロディーを繰り返します。長さが耳で測定できるように音階があるので、視覚障がいのある方も自分で長さを測定することができます。また、普通の巻尺目盛りもついているので通常の巻尺としても測定でき、誰にでも楽しさを与えることができます。不可能を超えて可能を、可能を超えて楽しさを。
審査コメント
今までモノを測る時には使っていなかった感覚をONにするアイデアです。巻尺内のオルゴールが、1㎝ごとに付けられた点字によって10㎝まで異なる音を奏でるアイデアは、目の不自由な人の役に立つだけでなく、目盛を見ずにメロディーを聞きながら直感的に長さを測ることができるなど、モノの測り方を変える可能性があります。通常、巻尺には板バネが内蔵されているため、アイデアの実現性も高く、作者の鋭い観察眼や、柔軟な思考力が感じられる作品です。(安次富隆)

優秀賞

ON箋
北山史朗
ON箋
作品コメント
書類にハンコをお願いされたとき、どこに押すか迷ったことはありませんか? 付箋やコメントでピンポイントな部分を指定するのは意外と難しいです。ON箋は、注目してほしい部分をピンポイントに示すことができる付箋です。書類の修正、捺印、スケジュール、もうどこを見るか迷う必要はありません。大切な部分に迷わずFocus ONしましょう。
審査コメント
糊付きの付箋は多種多様だが、捺印や署名が必要な書類の指定場所を示すこの付箋は、付箋の可能性を広げるアイデアだ。こんな付箋があれば、書類の捺印位置を鉛筆でマークする愚かな方法をとらなくてすむため、保険や金融、経理、税務などが待っていたツールと思う。丸い窓の大きさはどれくらいがよいのか、横長の署名欄に対応するには…など、さらに検討すれば売れる製品になりそうだ。(山根一眞)
バターのり
堀 雅晴
バターのり
作品コメント
私たちが日常でよく使うのり。そんなのりをただ使うだけではつまらない、という思いから発想した新感覚の「のり」です。使い方は、のりというよりもバターの感覚に近いです。ケースから専用のヘラ(バターナイフのようなもの)を使ってバターのりをすくい、それを接着したい面に塗って貼り合わせる、まさにバターです。ほんのり香るバターの香りを楽しみながらどうぞ。
審査コメント
誰でも思いつきそうで意外となかった、とても解り易いアイデア! こういうものって広く人の心を掴みますよね。こういう素直なアイデアってちょっと悔しいです。バターの気分で容器からのりをナイフですくい、接着面に塗るという作業の流れは、実際やると想像以上に楽しそう! 美味しそうでどうしても塗りすぎてしまいそうなのが気になりますが…(笑)(ザリガニワークス)
KIRITSU(キリツ)
松永和大
KIRITSU(キリツ)
作品コメント
ON=進行形の状態+立つ。自立するクリアファイルの提案です。立てることで情報が埋もれることは無く、書類(情報)へのアクセスの向上、優先順位を明確にすることも可能となります。持ち運び時や保管時は従来の形状と同じ薄い状態にできるので、今まで通りの使い方も可能となります。
審査コメント
クリアファイルの扱いはあまりよいものではない。他の書類と積み上げておくと、滑りがよいため書類の山が崩れるなど誰もが経験しているのでは? クリアファイルは大事な書類を見やすくするためのツールだが、この自立式のクリアファイルは必要書類を何点でもデスク上にセットし、閲覧しながらPC作業をすることも可能にしてくれる。A4サイズの横位置用、A3サイズなども含めて製品化してほしい提案だ。(山根)
INUMIMI tag ─ イヌミミタグ ─
田辺遼太
INUMIMI tag ─ イヌミミタグ ─
作品コメント
「本に楽しさをonする付箋」です。誰もが一度はやったことのある本の角に折り目をつける通称ドッグイヤー。それを貼ったり剥がしたりできる付箋にしました。そうすることで今までの付箋の問題点を解決できる機能的なつくりになっています。また、使いやすいだけでなく、犬の耳を思わせる形を簡潔に表現し、シンプルにまとめることで、ビジュアルでも楽しめる付箋になっています。付箋を貼ってても綺麗、貼ってある付箋が可愛い、綺麗だから見やすい。本を汚してしまっていることもある従来の付箋。イヌミミタグは貼る前よりも本をいいものにすることを考えた付箋です。
審査コメント
本を読んだとき、ここはメモしておきたい! でも本の端を折るのはいやだし、マーカーも引きたくない。誰しも心の中でこんな葛藤が生まれたことがあるのではないでしょうか。そんな気持ちをすっきりと、そしてかわいい形で解消してくれるのが、このイヌミミタグです。ありそうでなかったものであり、人々の気持ちをちょっとうれしく、楽しくしてくれる。まさに今回の「ON」というテーマにぴったりのアイデア文具です(篠崎日向子)
1cm swimmer
大竹汐織
1cm swimmer
作品コメント
1cm swimmerは「感覚」で寸法がわかる全く新しい定規です。例えば、整ったノートを作りたいとき、図面を書きたいとき…。メモリを読んで印をつけていく作業が必要になることがあります。1cm swimmerなら、目を凝らしてメモリの上に印をつける必要はありません。クジラを泳がせることで簡単に印をつけることができます。“思わず遊んでしまう仕掛け”で「測る」「書く」が楽しくなりますように。
審査コメント
道具の持つ機能を感覚的に伝わるよう設計する、というデザインの基本であり最大の難所でもある部分が非常にうまく纏められていると思いました。一目見て単純にやってみたくなりますし、やらなくても何となくその楽しさと便利さが実感として伝わってきます。海中の魚と泡のデザインも気分を盛り上げてくれますね。(ザリガニワークス)
ジュニア部門

グランプリ

地図ケース
德丸一樹
地図ケース
作品コメント
上下と真ん中のチャックを開くと3種類の地図ができる筆箱です。上下のチャックを開かなければ、筆箱として使えます。
審査コメント
地図は、カーナビのGPSやGoogle Earthなど現代社会において欠かせぬ基礎情報としてますます重要な役割をもつ時代だが、地図の学習ツールは十分ではない。そういう地図時代にあって、この「地図ケース」は教室や家庭で世界地図を身近なものとする、楽しい、そして優れたアイデアと思う。球形の地球を2次元上にどう描くかは古くからの地図の大きな課題だが、筆箱でありながら各種地図の図法をデザインしてファスナーで展開できるようにした発想には敬服した。(山根)

優秀賞(A)

ひきだし筆箱
雜賀ひびき
ひきだし筆箱
作品コメント
中高生向け商品です。学校の机の中は教科書で埋まってしまうため、文房具を入れるスペースがありません。教室も移動するので、筆箱を引き出しのようにして持ち歩きます。売っていないので、自分で作って実際に使っています。とても使いやすくて便利なので、広めて欲しいです。
審査コメント
「使いやすくて便利なので広めて欲しい」という一文がとても新鮮でした。斬新、面白、スマート、的な発想を探しがちなアイデアコンテストにおいて、あまりにも真っすぐな表現に目が覚めた気分でした。そして実際に作って使っているという事実、説明図を見ると確かに使い易そうと、どんどん引き込まれて行きました。文房具を日常に使う道具として当たり前に正面から向き合っているからこそ出てくる発想だと思います。素晴らしい。(ザリガニワークス)

優秀賞(B)

カメレオンテープ
福田 詩
カメレオンテープ
作品コメント
文字や絵を描いて、間違えたときに使います。
審査コメント
文字や絵を描いて間違えた時に、消すのではなく、カメレオンのように周りに合わせるというアイデアは、今まで誰も考えたことがないと思います。間違いを消さないで周りに合わせるということは、間違えることが悪いわけでなく、間違いも良いことのように思えてきて嬉しくなりました。絵も色々な色を使っていて明るく元気になります。カメレオンテープがあれば間違うことも楽しくなるかもしれません。(安次)

優秀賞(C)

すみフセン
白根美海
すみフセン
作品コメント
ノートや資料のすみっこに大事な伝言やお知らせを書いて忘れてしまうこと、よくありますよね。そんな時にこの「すみフセン」を使えば、ささっと書いてすみっこにペタッ! カラフルでわかりやすいですね! この「すみフセン」で忘れてしまいがちな「恩」「御」「温」をON!にしてください。
審査コメント
まるでノートの切れ端のような、カラフルな付箋は、いつでも気軽に使えて、毎日使うノートに楽しさをプラスしてくれそうです。文房具は社会人にとっても、学生にとっても、どちらかと言えば毎日気軽に使う道具。これなら気兼ねなくどんどん使えそうな気がします。(篠崎)