結果発表
2017/06/14 10:00

痴漢抑止バッジデザインコンテスト 2016《学生限定》

応募作品数:79点
受賞作品数:5点
主催:痴漢抑止バッジデザインコンテスト委員会、一般社団法人痴漢抑止活動センター

【全体講評】
初めての試みにも拘らず、多数の方々にご参加・ご協力いただいたことを感謝すると同時に、多くの方が痴漢被害に遭い苦しんでいることを改めて痛感いたしました。
私達は、「痴漢抑止バッジ」というツールを使い、性犯罪に対する社会の意識を変えてゆきたいと願っています。「立ちあがれ JK!」のキャッチコピーには、大人が、社会があなたたちを守るから、安心して声をあげてほしいという思いを込めています。
いつか、誰にとっても安心な車内となるよう性犯罪を許さない安全な社会をつくりましょう。

最優秀賞

神崎 遥(桑沢デザイン研究所 ビジュアルデザインコース)
デザインコンセプト
誰にも見つからない・被害者は悲鳴をあげないだろうと思っている犯人に対して、しっかりと声を挙げ、犯罪・犯人を許さない強い意志を女子高校生も持っているということを表現しています。
バッジを付けづらいとこの運動の意味がないと思いましたので、シンプルに可愛らしく、でも一度見たら忘れないインパクトのあるイラストを描きました。
痴漢抑止に関するメッセージ
痴漢は、弱い者を狙った卑怯な犯罪だと思います。幸いにも私は痴漢被害に遭っていませんが、被害を被った友人の心の傷は、とても深いものだったと記憶しています。
犯罪者を逮捕するのはもちろん重要ですが、心の傷は癒えません。「被害をゼロにする」というポジティブな考えに共感いたしました。活動が全国に広がり、被害に遭う方々がゼロになるよう心より願っています。
審査講評
インパクトのあるデザインです。神崎さんは、「触ろうとしてきた犯人をにらみつけたい」と考え、髪の毛を逆立ててにらみつけている様子を表現したそうです。
1次審査の高校生たちにも、とても人気がありました。意外だったのは、男子からの支持が高かった点です。理由を尋ねると「男の目線からいうと、もし痴漢をやろうと思った時にこのバッジが目に入ったら、自分が情けなくなる」とコメントがありました。
股覗きの文化を調べたところ、西洋でも日本でも自分に害をなすものを排除する意味があることを知りました。それを踏まえて考えたとき、このデザインは女の子が痴漢してくる人に対して怒りを込めて拒絶する強さが伝わってきます。

優秀賞

アユミ(東京理科大学)
デザインコンセプト
痴漢を未然に防ぐために、加害者がバッジを見た瞬間にドキリとするようなデザインにしました。
痴漢抑止に関するメッセージ
私自身が痴漢の被害にあいかけた際、隣に立っていた70歳くらいのお婆さんが加害者に「恥を知りなさい。」と一言言ってくれたおかげで私は被害を受けずにすみました。
お婆さんの勇気ある一言で、今度は私が誰かを守ることができればいいなと思います。
審査講評
自分が痴漢にあったときに助けてくれた方の台詞をデザインしてくれました。
このバッジが、多くの少女を守ってくれますように。そして、バッジを見てこの言葉を知った大人が、被害にあっている少女達を助ける社会になりますように、期待を込めました。
渡辺麻衣(大阪芸術大学付属大阪美術専門学校 アート学科 コミックイラスト専攻)
デザインコンセプト
女子高生が毎日付けられるようなデザインにするために、色を抑えてシンプルに作りました。色を抑えた分、猫のキャラクターは全身で痴漢を威嚇しています。後ろのふたつの眼はまっすぐに痴漢をとらえて警告しています。強い意志を表現するために、この眼は遠くからでもぱっと目につくように、目が合うように、大きくデザインしました。全体の形は、標識をイメージして分かりやすく注意喚起を促しています。
痴漢抑止に関するメッセージ
痴漢被害は、本人がなかなか言い出せず、ひとりで悩んでしまうことも多々あると思います。
そんな人達が声をださなくても意思表示できる、この痴漢抑止バッジは素晴らしいものだと思いました。
このプロジェクトから社会の意識が上がり、みんなが暮らしやすい世の中になればと願っています。

審査員特別賞(たか子賞)

sosora(愛知県立芸術大学 デザイン専攻)
デザインコンセプト
イマドキの女子中高生が服やバックにアクセサリーとして気軽に付けやすいようにポップなデザインにしました。
痴漢抑止に関するメッセージ
私は男性なのですが、一部の痴漢によって世の女性からのイメージが下がるのは残念であると感じています。自分がデザインしたバッジによって痴漢が少しでも減少して欲しいです。

審査員特別賞(タケルノミコト賞)

ホノカ(岡山県立大学 デザイン学部 造形デザイン学科)
デザインコンセプト
このプロジェクトのことを多くの人に知ってもらえるように、ロゴマークに使われているピンクとブルーをメインに使って、色数を抑えてデザインしました。
また、女性が身につけやすいように、ネコをモチーフにしました。
ネコの瞳には、「痴漢なんかに負けないぞ!」という強い意志を込めています。
このネコがバッジをつけている人たちのことを、守ってくれているイメージです。
小さな1つのバッジでも、少女たちの心強い味方になってくれるように、という想いを込めてデザインしました。
痴漢抑止に関するメッセージ
痴漢の被害に悩んでいる人々を救うことのできる素晴らしいプロジェクトだと思い、今回のコンテストに参加させていただきました。その中で、被害者本人だけでなく、社会全体で痴漢防止について考えることが大切なのだと気づきました。
このように痴漢を未然に防げるバッジは、多くの人々の心強い味方になってくれると思います。
このプロジェクトで、多くの女性が安心して通勤・通学できる社会になるように願っています。