結果発表
2017/06/13 9:00

第3回 ジオ・コスモス コンテンツ コンテスト

応募作品数:66点
受賞作品数:4点(入選を除く)
主催:日本科学未来館

(画像は日本科学未来館プレスリリースより)
映像部門

大賞

The Surface. -Appear and disappear-
Daihei Shibata、evala、Boxx Inc.、Futurek Inc.
The Surface. -Appear and disappear-
作品コメント
ジオ・コスモスの一枚膜を越えた向こう側には、いったい何が隠れているのか? 球体を覆った表面の薄い「膜」を表現し、その奥にあるものを「想像させる」ことで、ジオ・コスモスに今まで見たことのないような3次元感を与えることを目的にした作品。
審査コメント
チャックをビーッと開けていくと、どんどん球体が剥けていく。延々とそれが続いていくというシンプルなルールですが、色や音などと合わせ、インパクトある演出に仕上がっています。最後はどうなっていくのだろう、見ていて引き込まれました。(長谷川踏太)

映像と同期した音がとても気持ちよく、没入感もあって、1分間があっという間の出来事に感じられました。球というのはどこを取ってきても同じ滑らかさを持った形状ですが、この映像はどのシーンにも同じ滑らかさが組み込まれていて、表現と幾何学形状の高いレベルの一致が試みられていたのが素晴らしいと思います。また有機ELパネルの分解能が作り出すザラつき感と映像に登場するファスナー等のオブジェクトもいい塩梅の組み合わせだったと思います。(脇田 玲)

ジオ・コスモス制作チーム特別賞

分裂し集結する世界
笠原裕美子
分裂し集結する世界
作品コメント
細胞分裂から赤ん坊、そして粒子となり星空へ展開していくストーリー。同じ細胞から分裂してなる人類、同じ資源と場所を共有し共存する地球のすべての壮大な「目に見えないつながり」を改めて感じる作品を目指す。
審査コメント
細胞から赤ちゃんそして、光の世界へ。球面を活かした美しい映像で見せてくれました。夜に見られるとよりいいかも。(小久保英一郎)
ライブコンテンツ部門

大賞

inside
三上英樹、河上裕紀
inside
作品コメント
人間の知りたいという欲求、そして探すという行為を表現することがねらい。沢山のオブジェクトに包まれたジオ・コスモスに、鑑賞者がかざした腕を動かすとセンサーによってかきわけることができる。オブジェクトは少しずつ取り払われていくが、完全に中を見る前にオブジェクトがジオ・コスモスを覆ってしまう。
審査コメント
「目に見えないもの」というテーマについて、何か情報やデータを可視化するのではなく、見えないところに何があるのだろうか、という身体的、感覚的設定、作品化に着想の面白さがあります。球体のモニターという実存感、奥のレイヤーがうまく使われています。二次元の面に書いている映像が、三次元の立体に見えるだましの感覚にまで到達できており、一段階高い次元の表現にまで到達できています。(辻川幸一郎)

インターフェイスのデザインが平面ディスプレイとマウスの組み合わせの中で心地よい表現を模索してきたのと同じように、球面ディスプレイと身体の心地よい操作を模索しようとする好例と言える作品です。中が透けているように見えて美しいのですが、この辺りの描画処理をもう少し最適化してフレームレートをあげていけると、より操作の没入感が高まると思います。(脇田)
アイディア部門

大賞

地球おじさん
降旗俊介
地球おじさん
作品コメント
地球を中年男性(46億歳)に見立て対話をすることで、温暖化、貧困、戦争、汚染など、解決すべき多くの問題を身近に考えてもらおうという提案。環境破壊されたところは肌荒れしていたりする。
審査コメント
非常にインパクトあって分かりやすく、そしてドキッとさせられる強さがありました。おじさんと地球、おじさんの肌や顔と地球の環境が関わっているという、シニカルにコミカルが加わったときの伝わり方にすごく力がある。そこが見事に表現されていました。ネガティブなことだけでなく、ポジティブな要素も入れるといいと思います。(鈴木おさむ)

地球と人との距離感を縮めることができ、地球問題をおじさんの日頃の悩みに置き換えることによって自分事化できる。さらなる活用の広がりもイメージできる素晴らしいアイディアだと思います。(高橋桂子)