結果発表
2015/06/09 15:00

第3回 がん征圧ポスターデザインコンテスト《学生限定》

受賞作品数:4点
主催:公益財団法人日本対がん協会

最優秀賞

「がん検診受診を呼びかけるポスター」
関 花恵(東海大学 国際文化学部)
「がん検診受診を呼びかけるポスター」
作品説明
人にはそれぞれ、仕事や家族など「死ねない理由」があると思います。がんは早期の発見と治療で治る確率が高いと言われますが、今までがんで亡くなった方の中にも、避けられるはずだった死があったのではないかと思いました。そんな考えから、今回のポスターを制作しました。
審査員コメント
キャッチフレーズの中に「死」という言葉を使いながら人生という長い時間の中で前向きにガン検診をとらえたコピーが秀逸だった。(本田 亮)

優秀賞

「cancer」
西脇佑亮(富山大学 芸術文化学部)
「cancer」
作品説明
がん(Cancer)とcancerの語源である「カニ」をかけ合わせました。がん検診は自治体で受けたり、クーポンを使ったりすることで、低費用で受けることが可能です。また、「最新版がんのひみつ」(著・中川恵一)には所得が低い人のほうが、がんで亡くなる人が多いと書かれています。一般的に高価でたまにしか食べられないイメージのあるカニと比較することで、がん検診のハードルを下げることを目指して制作しました。
審査員コメント
大胆で柔らかい発想がとても良い。ガン検診は値段が安いから受けましょうという切り口も新鮮。一方で「CANCER」という言葉でつなげることには少し無理があった。(同上)
「病上手に死に下手」
高山 栞(秋田公立美術大学 美術学部)
「病上手に死に下手」
作品説明
自分が健康そのものだと思っている人に、がん治療で重要なのは早期発見であることが第一に伝わるようなポスターを目指しました。健康な人が徐々にがんに浸食されていく様子を表現しています。自分が健康そのものだと思い込まずに、身体を少し気づかう人が増えれば、と思い制作しました。
審査員コメント
ピクトグラムで象徴的に伝えたデザインの完成度が高かった。ビジュアルが非常にシンプルなつくりなので、せめてコピーでもう少し温かみを出した方が良かった。(同上)

奨励賞

「早期発見」
斉藤祐希(福島県立福島工業高等学校)
「早期発見」
作品説明
問題形式にすることで、少しでも人の目に留めるように考えました。また、がんの早期発見にかけた問題内容になっております。ドット絵は人の細胞を表現しており、一箇所違う部分はがん細胞を表現しております。
審査員コメント
誰もが思わずこのポスターの細部を見入ってしまった。選んだ文字が「癌」が適切だったのか?「体」の方が良かったのではないか。デザインがシンプルだったらもっと良くなったのじゃないかなどの意見が出た。(同上)
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