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作品展 2006年3月 |
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「VOCA(ヴォーカ)展」は、平面美術の領域で、国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に1994年より毎年開催している美術展です。
まず全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから推薦委員を選出。その後それぞれ40歳以下の若い作家1名を推薦し、展覧会への出品を依頼します。こうしたシステムのため、東京だけでなく全国で活躍する作家たちにスポットがあたることが同美術展の特徴の1つです。13回目となる今回で合計439点の出展を数え、今回は作家37名の出品が決定しました。
最高賞であるVOCA賞は、小西真奈さんの「キンカザン1 キンカザン2」に決定。また、VOCA奨励賞には佐伯洋江さん、Robert Platt(ロバート・プラット)さん、佳作賞には兼未希恵さん、髙木紗恵子さんが選出されました。また、昨年より設けられた大原美術館賞には蜷川実花さんが、一昨年より設けられた府中市美術館賞には同じく佳作賞の髙木紗恵子さんが、それぞれ選出されました。
なお、受賞者をはじめとする作家37名が出品する美術展「現代美術の展望『VOCA展2006−新しい平面の作家たち−』」は、2006年3月15日(水)〜3月30日(木)までの16日間、上野の森美術館にて開催されます。
ここでは受賞者6名の作品をご紹介します。
出品総数 : 37点
受賞作品総数 : 6点
主催 : 「VOCA展」実行委員会、財団法人日本美術協会・上野の森美術館
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【 VOCA賞 】
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賞・賞金 |
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○VOCA賞(1名)…正賞および副賞(300万円) ○VOCA奨励賞(2名)…正賞および副賞(150万円) ○佳作賞(2名)…正賞
○大原美術館賞(1名)…正賞および副賞 ○府中市美術館賞(1名)…正賞
※VOCA賞、VOCA奨励賞、佳作賞は、選考委員が選考します
※大原美術館賞、府中市美術館賞は、各館の代表者がVOCA賞、VOCA奨励賞以外から選定し、大原美術館では作者の了解のもと所蔵作品となり、府中市美術館では所蔵作品候補とします
※上記5賞の入賞者には、第一生命ギャラリーでの個展の機会が与えられます
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審査委員(敬称略) |
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高階秀爾(選考委員長/大原美術館館長)/酒井忠康(世田谷美術館館長)/建畠 晢(国立国際美術館館長)/本江邦夫(多摩美術大学教授・府中市美術館館長)/松井みどり(美術評論家)/南 雄介(国立新美術館設立準備室主任研究官)
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作品展 |
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【 現代美術の展望「VOCA展2006 −新しい平面の作家たち−」】
○会場 上野の森美術館
○会期 2006年3月15日(水)〜30日(木)〔16日間/会期中無休〕
○開館時間 10:00〜17:00(入場は16:30まで)※金曜日のみ19:00閉館(VOCA展会期中限定)
○入場料 一般・大学生:500円、高校生以下:無料
○主催 「VOCA展」実行委員会、財団法人日本美術協会・上野の森美術館
○協賛 第一生命保険相互会社
【 第一生命ギャラリー所蔵作品展—VOCA展2004,2005受賞作品 】
○会場 第一生命南ギャラリー
○会期 3月13日(月)〜31日(金)
○開館時間 12:00〜18:00 ※土・日・祝日は休館
※第一生命保険相互会社では、所蔵している過去のVOCA展受賞作品を第一生命南ギャラリーで定期的に公開しています。「VOCA展2006」の会期に合わせて「第一生命ギャラリー所蔵作品展—2004,2005受賞作品」を開催します。また、同ギャラリーでは、個展の機会を与えられた受賞作家の展覧会も随時開催しています。
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
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【 キンカザン1 キンカザン2 】
小西真奈(東京都)
油彩、カンヴァス
★コメント → こちら
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【 Untitled 】
佐伯洋江(京都府)
ペンシル・アクリル、紙
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【 Rendezvous 】
Robert Platt(ロバート・プラット)(京都府)
油彩、カンヴァス
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【 嵐ノ上ハ深ク静カナ空 】
兼 未希恵(東京都)
岩絵具・水干・墨・箔、雲肌麻紙
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◎府中市美術館賞
【 untitled 】
髙木紗恵子(京都府)
アクリル・水彩色鉛筆・ウレタン樹脂、カンヴァス
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【 the otherside 】
蜷川実花(東京都)
mounted on plexiglass、木製パネル
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