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審査 2005年9月 |
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>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています) |
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国内でも有数の工芸都市として知られる富山県高岡市。新世紀を迎えて更なる価値観の多様化している中、新しい産業工芸の動きを誘発する核として同コンペを毎年開催し、今回で19回目を迎えます。
2005年は全国より、469名の参加があり、522種/2,394点の作品が寄せられました。各分野で活躍中の6名により厳正な審査が行われた結果、964点(168名)が入選作品に選定。その中から16点が受賞作品に決定しました。見事グランプリに選ばれたのは青木良太さんの『Bijoux』。副賞として賞金100万円が贈られました。
ここではグランプリをはじめとする入賞作品16点をご紹介します。
応募総数 : 522種/2,394点(469名)
受賞作品総数 : 179種/964点(168名)
主催 : 工芸都市高岡クラフトコンペ実行委員会
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【 グランプリ作品 】
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賞・賞金 |
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○グランプリ(1点)…100万円 ○優秀賞(2点)…50万円 ○テーマ部門賞(2点)…30万円
○奨励賞(5点)…10万円 ○審査委員賞(6点)…5万円 ○特別賞(3点)…3万円 ※生活者が選ぶクラフト賞
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審査員(敬称略) |
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安次富 隆(プロダクトデザイナー)/伊藤隆道(造形家)/内田 繁(インテリアデザイナー)/今田龍子(「婦人画報」編集長)/丸谷芳正(国立大学法人高岡短期大学教授)/山田節子(コーディネーター))
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます。 |
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【 Bijoux 】
青木良太さん/岐阜
(磁土<ボーンチャイナ>)
審査員からのコメント
作り手の創造性が使い手の想像力をも高める、そんな強いエネルギーをもっている。テクスチャーやサーフェスの美しさを追求する作品が多い中、造形の美しさや新しさに果敢に挑戦する、作者の圧倒的なセンスの勝利といえるだろう。
ただ、近年この作者がクラフト関連のコンペで多くの受賞歴があることについては、審査員の間で慎重な論議がなされた。その結果、高岡クラフトコンペの役割のひとつでもある「時代が求めているクラフトの方向性を指し示す」作品であった点を重要視し、あえてグランプリに選定した。
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【 入れ子リング 】
飯田賀奈子さん/大阪
(SILVER)
審査員からのコメント
これほどのボリューム感を獲得しながら非常に軽量であることに、審査員の誰もが驚き感心した。また、今までのジュエリーには見られなかった壮大なスケールを感じさせる斬新な造形も、この作品の得難い魅力であろう。
オブジェとして刺激的な存在感を有しながら、本質的な使いやすいアクセサリーづくりを示唆する魅力的なクラフトであることを評価したい。
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【 一人膳 】
小沼智靖さん/埼玉
(杉・カシュー・顔料)
審査員からのコメント
環境への配慮から、今、木工界では間伐材の有効利用が大きなテーマとなっている。その難しい素材をこれほど魅力的に生かしたクラフト製品を見たのは初めてであった。形そのものは素朴な李朝家具の特徴を継いだものであるが、木口がおもてに現れるように仕立てた表現力、そして、まるで一枚の布をまとっているかのように仕上げた技術力を駆使し、このようなスタイルにまでまとめ上げた仕事の充実度はすばらしい。
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【 銅の絞り 】
木瀬浩詞さん/石川
(銅)
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【 KAKIJIKU 】
八木茂樹さん/石川
(麻ひも・漆)
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【 さざなみ 】
杉江 智さん/京都
(無鉛クリスタルガラス)
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【 虹のうつわ 】
鄭 継深さん/東京
(ガラス)
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【 ナグネ-佇望 】
藤本節子さん/富山
(麻糸・ベトナム絹糸)
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【 乾漆蓋物 】
永井里依さん/東京
(漆・麻布)
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【 やわらかな雨 】
田中美佐さん/京都
(磁土・ガラス)
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安次富 隆賞
【 ゆらりん 】
本保 実さん・石浦広行さん/富山
(銅合金)
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伊藤隆道賞 【 r-lamp 】
田上知之介さん/愛知
(陶磁器)
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内田 繁賞
【 カフェオレボール 】
加藤恒太郎さん/岐阜
(磁器)
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今田龍子賞
【 水引照明 雪つり 】
広瀬由利子さん/石川
(飾り糸巻き水引・木)
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丸谷芳正賞
【 杉の花器 】
瀬口観司さん/大分
(木)
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山田節子賞
【 たわわ 】
日馬史恵さん/愛知
(磁器土)
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