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受賞作品発表 2009年12月 |
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>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています)
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若い才能の発掘と発表の場を提供するために1995年から毎年開催されている同賞。CGという枠組みにとらわれずデジタル技術を用いた新しい表現を評価しており、今年で15 回を迎えます。この機に賞の枠組みを見直され、新たにCGを駆使した娯楽性の高い作品を評価するエンターテインメント賞、今後の活躍が期待される作者の作品に与える奨励賞を設けられています。
時代を担う才能の更なる広がりを感じることのできる受賞作品展は、2010年2月3日から14日まで、国立新美術館(東京・六本木 ) にて文化庁メディア芸術祭の協賛事業として開催されます。
文化庁メディア芸術祭 ⇒ http://www.cgarts.or.jp/festival/index.html
今回は、各部門で最優秀賞を獲得した3作品をご紹介いたします。
昨年の受賞作品 → 第14回 学生CGコンテスト
(登竜門内「今週の気になる結果発表!」より)
応募総数 : 1173点
受賞作品数 : 27点
■ 主催 : CG-ARTS 協会
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【 進化の想像 】
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賞・賞金 |
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デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、プリンター、ハードディスクなど
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審査/審査員(敬称略) |
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原田 大三郎(審査委員長・多摩美術大学教授)
内田 まほろ(キュレイター)
笠井 修二(クリエイティブディレクター)
クワクボリョウタ(メディア・アーティスト)
豊嶋 勇作(CGプロデューサー)
畠山 直哉(写真家)
山﨑 吉広(フジテレビジョン ライツ開発局コンテンツ事業部副部長)
山路 和紀(プレミアムエージェンシー 代表取締役社長)
(敬称略・50音順)
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、作者名、講評)
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進化の想像
市川航也(神奈川県立相模大野高等学校 普通科2年)
【講 評】 “提出されたプリントを見た瞬間に作者の繊細な感覚が伝わってきた。制作意図やコンセプトを読んで納得。
そして年齢を見てビックリした。単にツールに慣れているなどというレベルを越えた繊細な仕事は、作品に向かう作者の態度の現れであり好感が持てる。静止画部門への応募者に共通して言えることは、提出プリントの質を考えて欲しい。この点でもこの作品は賞に値するクオリティーを持っていた。”
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Lizard Planet
上甲トモヨシ(東京工芸大学大学院 芸術学研究科メディアアート専攻 2009 年卒業)
【講 評】 “2,000枚を越えるセル画をもとに制作された、手描きアニメーション作品。惑星を抱きしめるトカゲのキャラクターが秀逸。ミニマルに始まる画面が後半、世界の創生を感じさせる展開に発展していく演出もすばらしい。
見終わっても、いつまでも心に残るのは作者の思いとそれを成立させている技術がともにすばらしいことの証明であろう。”
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Urbanized Typeface : Shibuya08-09
山口崇洋(多摩美術大学大学院 博士前期課程 デザイン専攻2009 年卒業)
【講 評】 “GPSで位置計測しながら自転車に乗り、その軌跡として渋谷の上に巨大なアルファベット26 文字を描いた本作品は、インスタレーションとWeb 上で配布されるフォントデータからなる。単に軌跡をプロットするにとどまらず、作者の視点で撮影された連続写真によって実際に走破した様子を第三者がリアリティを持って追体験できる点がすばらしい。現代版のランドアートとも言える作品である。”
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