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受賞作品発表 2010年1月 |
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>> 募集要項。参考としてご覧下さい。(終了しています)
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産業技術大学院大学の創造技術専攻が取り組む「デザインとエンジニアリングでものづくりにイノベーションを」について広くアピールし、創造的なものづくりやアイデアを発掘することを目的として開催されている同賞。今年は「誘う(いざなう)」をテーマに実施されました。
ここでは、受賞作品の最優秀賞1作品、佳作3作品をご紹介致します。
応募総数 : 53点
受賞総数 : 4点
■ 主催 : 産業技術大学院大学
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【 PiRiPiRi 】
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*各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
(作品名、作者名、コンセプト)
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PiRiPiRi
池田隆佑(多摩美術大学3年)
PiRiPiRiはプレゼントや手紙を開封する時の『ドキドキ』や『ワクワク』といった期待感をより増幅させる為のカッターです。相手に手紙が届いた瞬間から真っ先に開封したいと感じさせることで、送り手がその手紙に込めた思いへと、一直線に誘う導線をデザインしました。
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Luminous Stool
星野泰漢(京都大学4年)
駅前や公園、複合施設などにおいて人を誘い、惹きつけるような魅力的な空間を創出したい。
Luminous Stoolは繊細なワイヤーフレームと、ダイヤモンドのブリリアンアントカットのような形状の座面とで構成され、浮遊感ある不思議な印象を持っています。
そのシンプルで美しい佇まいによって空間の質を演出します。
座面にはLEDライトが埋め込まれており、座面全体が白く輝きます。
これにより、暗い場所での存在感・浮遊感が強調されるだけでなく、人を惹きつけるという目的において、明るさと座って休めるという機能を同時に提供する事は、合理的なソリューションでもあります。Luminous Stoolは、空間に適度な刺激と憩いを与えます。
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Starry doll
小林正和(岡山県立大学3年)
朝・昼間はてるてる坊主、夜は星空を映し出すホームプラネタリウムとして働きます。本来てるてる坊主は晴天を祈るために作られる人形です。晴天を祈るということは星空を祈るということに繋がっていると解釈し、星空を喜ぶ人形として提案しました。
昼間は太陽電池で電力を蓄え、夜に電気により星空を映し出すという晴れた日でないと星を見ることができないということを、このてるてる坊主を通して表現しました。幻想的な世界へ誘う満天の星空、それを映すために必要な太陽のエネルギー。そんな自然の大切さ、偉大さをこのStarry dollを通して再認識してもらえると願っています。
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光波の石
平田昌大(法政大学4年)
元来、日本庭園は四季折々の自然を鑑賞できる日本独自の空間であり、中でも「水」は欠くことのできない重要な要素です。枯山水のような水を用いない庭園様式では、小石や砂などにより水の波紋や流れを表現しています。そのように形作られた波紋や流れを眺め、人はそこに趣を感じてきました。
「光波の石」は、従来からの形作られた空間を眺めるという受動的な鑑賞の仕方に対し、人からの働きかけによって生じる光で「水」を表現します。人自身がその空間を構成する重要な要素となることで能動的な鑑賞へと誘われます。
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