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SUSアルミ共生建築Competition'10
SUSアルミ共生建築Competition'10 > http://ecoms.sus.co.jp/

 「SUSアルミ共生建築Competition」は、永続的に利用可能な環境に優しいアルミと、異素材の建築とを「相利共生」させることで、自然環境、文化、経済にとって持続可能な未来建築の形を考えるコンペティションです。今回のテーマは“アルミによる廃校の再利用”。地方の過疎化や少子化などにより全国で休校・廃校が増えているなか、学校という施設が持つ機能性は残しつつ、アルミを付加することによって新たな価値を生み出し、全く新しい空間として活用するプランを募集しました。

 最優秀賞に輝いたのは、桑原立郎さんの作品「あるみんか」です。「あるみんか」は、アルミという新しい素材を用いながらも、福島県の山間部の田舎という特性を考慮し、地域の住民の方に親しみの持てる古民家をアルミでつくる斬新なデザイン案です。SUSでは今後、「あるみんか」をもとに細部の実現性や地域との親和性を設計者や須賀川市とともに、実現に向けて協議を進めていく予定です。

 ここでは、受賞作品の中から最優秀賞1点と優秀賞2点をご紹介します。

過去の受賞作品  » 2009 

● 応募作品総数: 94
●受賞作品数 : 6
● 主催 : SUS株式会社



【 あるみんか 】
審査/審査員(敬称略)
安田 幸一(建築家・東京工業大学教授 / 審査委員長)
橋本 克也(須賀川市長 / 審査委員)
飯嶋 俊比古(構造家・飯島建築事務所代表 / 審査委員)
石田保夫(SUS株式会社代表取締役社長/審査委員)


各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
 (作品名制作者コメント
最優秀賞

「あるみんか」
桑原立郎
茅葺きをアルミで再現した大きな屋根と、アルミならではの軽快さと布を連想させる柔らかな表情を持つスクリーンによる〈あるみんか〉は、過去と現在・未来をつなげ、地域とSUSの発展を見守るシンボルとなる。
■2つの広場
この施設の導入部分にあたる〈ファーマーズ・プラザ〉は主として地域住民との交流の場であり、収穫祭のメイン会場や農業研修などに利用される。もう1つの広場である〈ワークショップ・スクエア〉は、SUSのクリエイティブ部門やコラボレーターとしての外部デザイナーが一定期間滞在し、モックアップなどを製作しながら、新たなプロダクツの開発を行うためのフィールドとして位置づける。
■アルミ葺き屋根
茅葺き屋根に通常使用される茅の代わりに、アルミ押出成形材の管状材〈アルストロー〉を用いている。ゆったりとした佇いながら、アルミの美しい質感を持つこの大屋根は、アルミ建築の新しい可能性への挑戦である。アルミの加工性・軽量性を生かし、茅葺き屋根の大きなデメリットである可燃性を克服した屋根を実現する。

優秀賞

アルミ・サステイナブル・リノベーション
難波和彦
アルミの特性を活かした、サステイナブルな増改築を提案します。
ここで学び育った卒業生の思い出を未来へ引き継ぐために、旧校舎1階の改築部分は既存の構造体と外壁・開口部を可能な限り残し、内部の間仕切り壁だけを撤去します。増築部分は、1種類の曲率のアルミ押出形材により構成します。同じ曲率のアルミ押出形材で改築部分の間仕切り壁を自由に配置し、緩やかな曲面壁により施設宿泊者や地域住民を施設の内部へ引き込みます。新たに設ける外壁は外断熱仕様とし、旧校舎の南面にはルーバーを設置してダブルスキンとします。ルーバーにより夏期は日射をカットし、冬季は日射をルーバーに反射させて室内に光を採り込みます。床の仕上げにはアルミ床材を採用して、床下に組み込まれた水蓄熱式床暖房の熱を短時間で床の表面へ伝えます。一時的な利用が考えられる研修施設に於いて、短時間で室内環境をコントロールすることが可能です。

 

場所の固有性を内包するアルミの空間
森 啓将、高塚 陽介
柱の形状はアルミ押出成形ユニットによって一体的に製作された6つの襞を有するもので、これが既存の鉄骨造を覆っています。襞の先端にパッシブ地中熱システムのダクトを通すことによって放熱器として機能し、室内の温熱環境も快適な状態にします。また、既存柱とアルミのユニットの間に無収縮モルタルを充填することで蓄熱体として機能し、また床の構造強度も補っています。
床は既存の床から立ち上がり200mmの二重床とし、その内部に熱容量の大きなグリ石を敷くことでパッシブ地中熱システムの蓄熱層としました。食堂や厨房の二重床の仕上げはアルミパネルとすることで、床下に蓄熱された熱がやんわりとまんべんなくアルミパネルに伝わります。柱、床ともに反射率の高いアルミの仕上げとすることで、周囲の木々が映し出され、周辺の環境を室内に取り込むという意匠的な役割も担っています。
この計画におけるアルミは、意匠や環境、耐震、省CO2という観点を一体的に計画するため、そして既存建物と増改築部分を一体的に感じるための架橋として存在していると考えます。

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 ●その他、詳しい内容は
   SUSアルミ共生建築Competition'10 をご覧下さい
 

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