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せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦

 「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」は、全国で建築を学ぶ学生の卒業設計を一堂に集め、公開審査によって日本一を決めるイベントです。第1回開催となる2003年以降、伊東豊雄氏、石山修武氏、藤森照信氏、山本理顕氏、難波和彦氏、隈研吾氏らを審査委員長に迎え、過去8回の出展者数は延べ3000組を越える規模になりました。
 9回目を迎えた2011年は、公開審査(本選)を東北大学百周年記念会館・川内萩ホールで、せんだいメディアテークでは、ほぼ全館を使い、予選・サテライト中継・展示などを行ない、熱気あふれる日本一決定戦が繰り広げられました。
 ここでは受賞作品5点と、小嶋一浩審査員長によるコメントをご紹介します。

応募作品数 : 531
受賞作品数 : 5

主催 : せんだいデザインリーグ2011実行委員会
仙台建築都市学生会議
せんだいメディアテーク
アドバイザリー・ボード




日本一
【 パレードの余白 】
審査/審査員(敬称略)
審査員長:小嶋一浩
審査員:西沢大良、乾久美子、藤村龍至、五十嵐太郎
司会:小野田泰明
コメンテーター:本江正茂、中田千彦、福屋粧子

コンテストの総評・総括
 卒計では、作者がこれからの10年をかけて考え続けられるような問いテーマを、まずはたててもらいたい。それができていれば、たとえ卒計で結果を出せなくても耕し続ければいずれ芽も出てくるだろう。ノンフィクションの現実の世界で戦うプロに対して、構想力で勝っていないようでは、フィクションである卒計の意味がない。プロのコンペ(もちろん案で競ったもの)ほどには昨今の卒計は突き抜けていないのではないか。問題を単純化してそれにワンパラメータ(単変数)で一発回答できる回路を組めば、かたちを飛ばす(形態デザインに手をかける)ことができる。ゲーム化しているわけだ。でもそうした形態の技巧を競うゲームは、とうにワンラウンド巡ってしまっている。
 今回、私は「平屋を選ぶのは止めよう」とファイナル審査の前に審査員に話した。方程式の次数を減らせば簡単になるのは当たり前。ワンクリックの技巧勝負などではなく、ちゃんと設計したものを相手に議論したかったからである。今回は、幸いいい作品に巡り合えた。それでも、さらに望むならば、「日本って、どこ?」というくらい離れたところにいる世界の人々からも共感を得られる、空間が喚起力を持った作品に出会ってみたい。


各作品をクリックすると、全画像がご覧いただけます
 (タイトル名前 / 大学名説明
日本一
01-a.jpg
「パレードの余白」
冨永 美保 / 芝浦工業大学
まぼろしのような建築を考えたい。
一瞬を刻む場所。
お台場にぽっかり浮かぶ無人島、第3台場に結婚式場をもつ公園を提案する。
時間に大きく依存して、そこから二度と繰り返されることのない祝祭の場。
大賞作品が選ばれた理由・決め手など
 大会委員長の小嶋一浩氏によると、ファイナル審査でのプレゼンテーションは的確だった。遺構である「石垣」はどんどん改変しつつ、その石垣と土塁で囲まれた中にある植生の一部を保全し、設計の重要な手がかりにする。通常だと「おかしい」と指摘されそうなアンバランスともいえる感性も、生み出された空間からは奇をてらったものではないとわかる。設計を進める時に、作者本人が確実な手がかりだと捉えたものを、自身の意思で拾取選択し空間を構想している。生み出された場所は、長い時間が経過し、ここが結婚式場ではなくなった後にも、その質が持続されるような「空間性」を持っている。ど真ん中から時間に向き合うために、わざわざ歴史遺構という敷地を選んで「地雷を踏みに行った(問題提起した)のだ」と理解することもできる。結婚式場3つというプログラムにも、商業的な結婚式教会に対する異議申し立てという「批評性」がしっかり組み込まれていた。それは、作者本人の結婚式場でのアルバイト経験からくるものだったから、作者の身体に一体化されていて議論にも耐えた。

日本二
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「工業化住宅というHENTAI住宅」
蛯原 弘貴 / 日本大学
装飾化した工業化住宅を解体し再評価する。
変体性を帯びた工業化住宅(HENTAI住宅)の群は住みこなされることにより共同体のレベルで変態し、土着化した風景は結果として郊外風景のコントラストとして機能する。

日本三
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「思考回路factory」
中川 沙織 / 明治大学
工場は私たちに今や必要不可欠な存在だ。
しかし工場は物理的にも感覚的にも遠い。
もう一度工場とはどうあるべきか。
それを定義づける建築はどうあるべきか。現代を生きる私達へ、公共性を含む工場を提案する。

特別賞
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「実の線 / 虚の面」
南 雅博 / 日本大学
実体としての線。
虚像としての面。
線を手掛かりに還元された面を実体化していく。
空間への装飾。創り手と棲み手が解け合う。
随時更新されていく三次元の世界。

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「住華街」
大和田 卓 / 東京理科大学
繁華街+住宅街=【住華街】を提案する。
住宅と店舗が相互に平等な空間、相互に影響しあう空間。
闇市特有の暗く狭いスケールを基に凸凹な構造体をインフラとし、両者を分けつつも近いレベルでの繋がりを築く。

 
 ●その他、詳しい内容は コンテストの公式サイト をご覧下さい
 

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