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JCD Design Award 2007>> http://www.jcd.or.jp/


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オンライン1次審査


BEST100
5月中に行われた1次審査では、4月1日より4月20日までの期間にインターネットを通じてオンラインで募集された作品から、29名の審査員により2次審査に進む100点が選出されました。カテゴリは「買うこと」、「食べること」、「集うこと」、「楽しむこと」、「伝えること」、「感じること」の6つです。対象となるのは「2006年4月1日から2007年3月30日までに日本国内外で実現し、実際に使われている空間」で、こちらは日本国内を拠点として活動する個人やグループが応募できます。また、外国を拠点にする個人やグループは新たに設けられた海外賞へエントリーできるようになりました。海外賞への応募数21点を含む本年度の応募総数は434点。厳正な審査のもと、BEST100に選ばれる率はそのまま4.34倍ということになります。


2次審査員


2次審査員は審査委員長の近藤康夫氏をはじめとして、片山正通氏、サイトウマコト氏、平野敬子氏、文田昭仁氏、間宮吉彦氏、面出薫氏、山本雅也氏(紹介順)の8名です。去年審査員だった小泉誠氏は今回、1次審査員と審査会の統括を担当しました。デザインをベースに各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルたちが一堂に会し、議論する場面は審査会を盛り上げました。

2次審査ファースト・ステージ


橋本夕紀夫氏の司会のもと、JCD理事長である飯島直樹氏による開会挨拶で審査会は始まりました。公開審査は100から25、6、大賞と作品を3段階で選出するスケジュールになっており、ここではBEST100から入賞作品25点を選出します。

審査員がそれぞれ票となる手持ちの付箋を作品に貼りながら上位を選ぶ間、審査を見学している来場者のために、飯島氏と1次審査員の武石正宣氏が各作品についてわかりやすくコメントしていきました。作品は二階のカメラを通して1階正面の大きなスクリーンに映し出され、二つのイベントが同時に進行しているかのようです。「デザインは生き物。飲食店舗作品の応募点数が減った今年は、レストランという店舗そのものの転換期なのかもしれない」という飯島氏と「プレゼンテーションの質が上がった。デザインの領域が広がったことを実感する」という武石氏のデザインに対するフランクな見方をうかがうことができるのは、この審査会ならではの光景でした。

一方2次審査は静かに進行し、全審査員が1次審査員も務めているにもかかわらず、各氏の視線はそれぞれの作品にまるで初めて触れるかのように慎重に注がれ、どんどん審査に集中していく姿が印象的でした。

2次審査セカンド・ステージ


BEST100から3票以上の票を獲得した24点が選出され、その中から大賞候補を含む6点の金賞作品を選出する作業が始まりました。最初に審査員自身が「いいな」と付箋を貼った作品に順番でコメントして各氏の視点をみんなで確認し、次の段階で審査員がそれぞれ3票を手に投票しました。「空間を感じるデザインであることが重要なのでは」「直感的な面白さで選ぶという方法もある」「わかりやすいデザインであることも選ぶ基準」「デザインの新しさや可能性などを選ぶ必要がある」など、審査員の間で論議が交わされながら、最終的には6点プラス金賞保留の2点と合計8点が大賞候補となりました。

また、この段階で過去「JCDアワード」における受賞歴のない35歳以下の応募者の入賞作品(24点中5点)から3点の新人賞が選ばれました。新人賞は以下の通り。

新人賞
  • 『dairy fresh store』
    (丸田絢子氏、株式会社丸田絢子建築設計事務所所属)
  • 『表装=断層』
    (門内一生氏および高橋洋一氏、C.A.P DESIGN INC.所属)
  • 『me 台中新光三越』
    (平綿久晃氏および渡部智宏氏、有限会社モーメント所属)



作品を解説する飯島氏(右)との武石氏(左)。
作品を解説する飯島氏(右)との武石氏(左)。スクリーンには手元の作品が映っている。
最初から最後までいちばん時間をかけて審査していたのが平野氏(左手前)。
最初から最後までいちばん時間をかけて審査していたのが平野氏(左手前)。奥にサイトウ氏、面出氏、近藤氏の姿が見える。審査している姿からさえ伝わるものがある。
片山氏。
片山氏。商空間のデザインを数多くこなしているため、デザイナーとユーザー両方の立場に立って「自分なら」という視点で審査していた。
手前で審査しているのは山本氏。画面左には文田氏。
手前で審査しているのは山本氏。松葉杖での登場で多くの人から「大丈夫ですか?」と気遣いが。ジャーナリストの目で作品を見るその視線はあくまで冷静。画面左には文田氏。わかりやすいか。完成度が高いか。後のアクティブなコメントにつながる。
間宮氏の視点はクールで厳しい。
間宮氏の視点はクールで厳しい。「賞に値する空間に仕上がっているか。」
来場者は三方から審査の進行を見守る。2階からも、だ。
来場者は三方から審査の進行を見守る。2階からも、だ。
ステージごとにパネル配置を変える作業が入る。
ステージごとにパネル配置を変える作業が入る。わずか数分できびきびとレイアウトを変える学生スタッフたち。
審査現場を統括する小泉氏(左)。右は司会の橋本氏。
審査現場を統括する小泉氏(左)。審査の間、会場をふわりふわりと移動しながら進行を調整する。右は司会の橋本氏。
上位作品の数が絞られるごとに、審査員にとっては徐々に審査が難しくなる。
上位作品の数が絞られるごとに、審査員にとっては徐々に審査が難しくなる。
付箋を貼った作品にコメントする間宮氏。
付箋を貼った作品にコメントする間宮氏。それぞれの審査員の視点を確認する場でもある。
すぐには6点に絞り込めず、ここでの審査がいちばん難航した。
すぐには6点に絞り込めず、ここでの審査がいちばん難航した。空気が張り詰め、作品に貼られた付箋がその重さを増す。
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 ◆ 取材協力 : 社団法人 日本商環境設計家協会(JCD)東京デザインセンター
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