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最終審査会 2005年6月21日
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審査会リポート(1) / 審査会リポート(2)





 
◆ 大賞選出 ◆  
休憩をはさみ大賞選出の後半戦が始まります。
ここからは、会場のレイアウトを前半と大きく変更。座談会スタイルで進行されます。

− 投票により8点を選出 −
大賞選定では、まず付箋投票が行われました。優秀賞15点に審査員が各4票を投じ、得票が4票以上の作品を選出。結果、以下の8点が選ばれました。

「回転体」 (株)トラフ建築設計事務所
「Service&Amusement」 Design DDUGY
「JUS de COEUR」 TONERICO:INC.
「絵本の家」 nendo
「大阪府南警察署難波3丁目交通警察官詰所」 (株)竹中工務店
「メゾン アンリ・シャルパンティエ」 (株)乃村工藝社
「亀や 龍宮殿」 SUPER-OS
「c-MA3」 テレデザイン


− 審査員による応援演説 −
その後、杉本氏からの意見もあって、この段階で審査員の推す作品についての応援演説が行われることになりました。

【 回転体 】
ダイサム : 「新しい雰囲気を感じた。サーフェイスが鏡面で天井の高さ、床の深さの意識が消え、インフィニティを感じる」
クライン : 「ロクロ引きの陶器のよう。カタチ自体で回転を表現しているところがおもしろい。素材/カタチに対して新しいアイデアで挑戦している点が自分達に近いかも」

【 Service&Amusement 】
飯島 : 「パターン/色を大胆に使用した韓国の作品。同じ土俵で現代的なデザインをしていながら、日本とは違った雰囲気が出ている」

【 JUS de COEUR 】
近藤 : 「サインだけ浮かび上がり、インテリアがなくとも成立している作品。新宿の雑踏の中で、現在の新宿自身を象徴している。上手くまとめていると思う」
杉本 : 「現代都市的なデザイン。こういうタイプが今増加しており、力を持っている。その意味で評価できる作品」

【 絵本の家 】
杉本 : 「カタチとか(の評価は)次にしたい。本質的に秀逸な作品。外に対するコミュニケーションが非常に積極的」
青木 : 「票はいれたが、それ程良いとは思わない。本を並べる行為は、施主の希望するプログラム。建築物として見ると、そのFRPの壁の構造で島の生活は可能か、疑問が残る。しかし、普通はやらないことをあえてしているところはおもしろい。これは、大阪の交番の作品にも共通する“ユーモア”と言える」

【 大阪府南警察署難波3丁目交通警察官詰所 】
ダイサム : 「犬小屋に似ているカタチやバスルームのタイルを使用したディティールが好き。デザインする上で、カタチは重要だと思う」
橋爪 : 「私の地元にある交番。銀行が立ち並ぶ地帯で、夜間は親父狩りに怯えるサラリーマンの避難場所として存在している。また、環境と対照的なストリートファニチャーである。パネルからもその雰囲気は読み取れる」

【 亀や 龍宮殿 】
近藤 : 「一見何もやっていない様だけど、天井2メートルに対し、席を倍のスケールにした空間がおもしろい」
青木 : 「スケールという問題は新しいと思う。モノやカタチではなく、空間の大きさやサイズが重要なファクターとなる。2メートルの持つ効果は、交番や韓国のスケールについても共通するところがある。しかし、大賞ではない。素材の使い方など、処理があまい」

【 メゾン アンリ・シャルパンティエ 】
クライン : 「カラーに弱いので…。普通は考えないコンビネーション。キッチュだけどバランスが良く、エレガントな雰囲気にまとまっている。シャンデリアのデザインや、外から見えるオーバースケールの壁紙にも惹かれる」
橋爪 : 「日本人が理解するフランスの文化を、面白おかしく表現したパロディ。だから危うく過剰なデコ—レーションは意図的。今年は“パロディ”や“ユーモア”のある作品が目立った。その代表として注目したい」

【 c-MA3 】
杉本 : 「コミュニケーションの視点から見ると、外に開けていて、かつ美しさもある良いデザイン」

− 再投票・・・そして大賞決定 −
議論を踏まえ、今度は挙手投票が数回行われました。最終的に4作品にまで絞られ、ついに大賞が決定!!

「JUS de COEUR」 … 3 票
「大阪府南警察署難波3丁目交通警察官詰所」 … 4 票
「絵本の家」 … 0 票
「メゾン アンリ・シャルパンティエ」 … 0 票


上記の結果より、(株)竹中工務店の「大阪府南警察署難波3丁目交通警察官詰所」が選ばれました。

注目される特別審査員賞は、クライン氏から発表。「やっぱり・・・」と、優秀賞からは外れたnendoの「karaoke-tub」を選びました。また、新人賞は優秀賞の中の2作品に決定しました。


毎回最後まで設計者が明かされない同審査。ここまできてようやく発表。審査員や聴講者からは、どよめきの声が上がっていました。

最後は総評。各審査員から簡単なコメントがあり、今回の審査会は終了しました。

なお、同賞は今回が一区切りとされるそうです。来年は賞や審査方法などを見直し、リフレッシュして開催。好評の公開審査は引き続き開催する予定とのことです。


前半から大きくレイアウトを変更
前半から大きくレイアウトを変更。ここから大賞選出が始まる。

審査員が票を入れた作品についてコメント
審査員が票を入れた作品についてコメント。

「絵本の家」を推していた杉本氏がコメント
「絵本の家」を推していた杉本氏がコメント。

コメントするダイサム氏
コメントするダイサム氏。

コメントするクライン氏
コメントするクライン氏。

繰り返される挙手投票
繰り返される挙手投票。

全ての賞を決定し、審査終了
全ての賞を決定し、審査終了。


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 ☆ 取材協力 : 社団法人 日本商環境設計家協会(JCD)東京デザインセンター
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